甘茶で気分悪く 児童45人吐く 足柄市
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リンク: 「花祭り」の甘茶で気分悪く…児童45人吐く : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
.神奈川県南足柄市は4日、同市大雄町の最乗寺で同日行われた伝統行事灌仏会で、甘茶を飲んだ同市内の小学1年児童99人のうち45人が気分が悪くなり、吐き出したと発表した.。 いずれも症状は軽く、同日のうちに回復した。市は残った甘茶を県足柄上保健福祉事務所に提出、同事務所は県衛生研究所で検査し原因を調べる。
市などによると、甘茶は、灌仏会を主催した市仏教会が協力者から購入し、同寺の調理場で当日煮出して作った。児童は寺の本堂内で湯飲み1杯ずつを飲んだ。
食中毒症状としては早すぎる10~30分後に吐いていることや、同寺関係者が「味が濃かった」と話していることから、同市は「食中毒ではなく、甘茶の苦みが強かったためではないか」と話している。
(2010年4月5日00時37分 読売新聞)
昨年の丁度今頃にも同様な中毒報道があった。
集団嘔吐:甘茶飲んだ保育所の園児28人 岐阜・岐南 09/04/17
アマチャは額アジサイの親戚。
江戸時代にユキノシタ科のアマチャの葉をもんで乾燥させ、その煎汁を4月8日の灌仏会(かんぶつえ=花まつり)に甘茶湯として用いるようになった。
主産地は日本で、phyllodulcin という甘味成分を含有している。
甘味・矯味薬として家庭薬原料、口腔清涼剤などに用いる用途がある。ちなみに、昨年のアジサイ中毒情報は、青酸中毒とほぼ断定的に報道されて、アジサイの葉に含有する青酸が追跡されたが、確証が得られなかったとのこと。
厚労省は通達を訂正している。
http://www-bm.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/dl/080818a.pdf今回は、製造から喫茶までのどの過程でどんな異物が混入のしたのだろうか。
と書いている。
ドクウツギ科のドクウツギの葉を間違えて飲んで中毒を起こした例があると群馬の先生から聞いたことがある。
今回も何かの有毒植物の葉が混在していたことはなかっただろうか
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