ゴボウの種子 膵臓がん抑制作用
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リンク: ゴボウの種子 膵臓がん抑制作用 : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞).
国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)は、漢方薬の解熱剤などに使われるゴボウの種子「牛蒡子」に、抗がん剤が効きにくいすい臓がんの増殖を抑える作用があることを、マウスの実験で突き止めた。患者を対象に臨床研究を行い、新しい治療法の実現化を目指す。
がん細胞のうち、酸素や栄養分が少ない環境で生き残るタイプは、抗がん剤が効きにくく、がん再発の原因になる。江角浩安院長らは、酸素や栄養分が少ない環境で培養したがん細胞に、牛蒡子に含まれるアルクチゲニンを加えると、がん細胞が激減することを発見。膵臓がんのマウスは通常、生後55日ですべて死ぬが、牛蒡子を1回50~100マイクロ・グラムずつ週5回投与すると、生後100日を過ぎても半数が生き残った。
江角院長は「膵臓がんの患者にも効果があるか、早く検証したい」と話している。
(2010年4月25日 読売新聞)
牛蒡子(ごぼうし)は、薬味薬性が辛・寒 あるいは苦・平の血剤と規定される。
風熱を散じ熱毒を解す作用がある。
解熱、解毒、消炎、去痰作用があるので、感冒、咳嗽、麻疹、風疹、諸腫などに用いられる。
有名処方では、銀翹散(ぎんぎょうさん)という感冒薬に配合されている。
乳腺炎にも応用される。
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