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2010年4月10日 (土)

アシネトバクター 主要抗生剤効かない 米帰りの男性感染

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リンク: asahi.com(朝日新聞社):主要抗生剤効かない細菌、米帰りの男性感染 回復し退院 - 医療・健康. 2010年4月8日19時18分

千葉県船橋市の市立医療センターに入院した20歳代の男性から、主要な抗生剤約30種が効かないアシネトバクター菌が見つかった。厚生労働省によると、国内でこの多剤耐性菌が見つかったのは初めて。院内感染はないという。海外での院内感染が疑われており、研究者は海外からの上陸に警戒するよう、医療機関などに呼びかけている。

 アシネトバクター菌は、土壌や水回りによく見られる細菌。体力や免疫力が弱まった人に感染すると、敗血症や肺炎などで、最悪の場合、死に至ることもある。

 男性は米国留学中に交通事故で大けがを負い、米国の病院で手術を受けた。帰国後、けががなかなか治らないため、昨年7月、同医療センターに入院。検査で多剤耐性菌の感染がわかった。男性は、けがの治療を終えて回復し、今年1月に退院したという。

関連過去記事

多剤耐性アシネトバクターで院内感染、4人死亡 09/01/24

ヒトの健常皮膚にはグラム陽性球菌であるStaphylococcus epidermidis(表皮ブドウ球菌)などcoagulase-negative staphylococci(コアグラーゼ陰性ブドウ球菌:CNS)、グラム陽性桿菌であるCorynebacterium spp.(コリネバクテリウム属)などが常在し、グラム陰性桿菌であるAcinetobacter spp.(アシネトバクター属)が常在することもあります。
これらの細菌は平素無害ですが、体内挿入人工物や血管カテーテルに関連する血流感染などを、特に易感染患者において起因することがあります。

Acinetobacter spp.はブドウ糖非発酵グラム陰性桿菌で、21種類に分類され、A. baumanni、A. johnsonii、A. calcoaceticus、A. hamolyticus、A. junii、A. Iwoffii、A. radioresitensなどがあります30)。臨床的に重要な菌はA. baumanniで、Acinetobacter spp.臨床分離株のうち約72.9%がA.baumannであったとする報告もあります31)。
Acinetobacter spp.は通常、環境や土壌に広く生息し病院のみならず家庭の洗面台など湿潤な室内環境から検出されますが、しばしば健常人の皮膚にも常在します。
健常人に対しては病原性が弱い菌ですが、重い基礎疾患を有し人工呼吸器を使用している患者において肺炎、血管カテーテルを挿入している患者において菌血症を起因することがあり、外傷感染、手術部位感染、尿路感染、敗血症、髄膜炎、心内膜炎、腹膜炎などの起因菌ともなります。

皮膚常在菌は通常は病原性の弱い菌ですが、病院においては侵襲的な処置が頻繁に行われ、感染防御機能の低下した患者が多く存在するため、重要な感染起因菌となる可能性が高いことに注意が必要です。手指衛生や手袋の着用など基本的な病院予防対策を確立することが肝要です。

MRSAの問題が騒がれだしてからかなり経ちますが、このようなイタチゴッコ・モグラタタキのような耐性菌の問題は、現代医薬学の宿命なのでしょうか。

東洋医学の英知を取り入れて、自己免疫力、自然治癒力を維持し高めて対抗、防衛することをもっと重要視してほしいものです。

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