尿路結石の怖さ
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あなたは知らない!尿路結石で腎臓失うよ
大丈夫と思っているうちに水腎症になり腎臓摘出しか手なくなる
わき腹から背中にかけての尿路結石の痛みは激烈だ。「もう二度とイヤ」とだれもが思う。しかし、のど元過ぎればなんとやらで、痛みの発作が起きないと、つい安心し用心を怠ってしまうが、それは大変危険なことなのだ。
尿路結石の末路は腎臓がイカれてしまうこと。それを避けるために絶対に知っていなければいけないことを、国際医療福祉大学三田病院尿路結石破砕治療センターの荒川孝センター長に聞いた。
★痛みの発作が起きてないときこそ怖い
Tさんは健康診断で尿路結石と指摘されたが、何年経っても発作は起こらないので安心していた。あるときお腹が張っているのに気付いて病院を受診。水腎症と診断され、手術で腎臓を摘出せざるを得なくなった。
「尿路結石というと、発作だけを気にしている人が多いのですが、実は発作が起こらないときこそ怖いのです。石が大きいと動きにくく、発作が起こりにくい。しかし、これはかなり進行した状況で、放っておくと、尿の流れがうまくいかなくなり、尿が停滞して腎臓にたまる『水腎症』を起こしてしまうのです」
★「経過観察」の正しい意味
Sさんは人間ドックで「尿路結石ですが、発作が起きる心配が低い。経過観察で」と言われ、様子を見ていれば大丈夫と、病院に行かないでいた。あるとき吐き気に襲われ病院に担ぎ込まれた。Tさんと同じ水腎症だった。
「経過観察というのは、少なくとも半年に1回は病院に行き、石の状態をチェックしてほしいということです。人間ドックや健診では、“経過観察”とだけ告げ、その言葉の意味の重大性を患者に十分説明しないことがある。だから、知らないうちに石が大きくなってしまうのです」
★「石は出た」で安心してはいけない
尿路結石の発作を起こして石が出たRさんは、もう発作を起こす心配はないと考えていたことを、今でも悔いている。むくみなどの体調の悪さから病院に行ったときには、すでに腎臓摘出しか打つ手がなかったのだ。
「尿路結石の発作後も、私は必ず半年に1回は受診してもらっています。結石が出来やすい生活スタイルを変えない限り、また石が出来る可能性は非常に高い。安心して放置しているうちに、いつの間にかまた石が出来ていて、それが大きくなり、腎臓にダメージを与えていた、ということは珍しくありません」
尿路結石は患者数が年々増えている病気だ。念には念を入れ自己チェックしたほうがいい。
20年ほど前、2年間で3回尿管結石の発作で苦しんだ経験がある。
初回は右季肋下部に突然激痛が走った。
文字通り七転八倒の苦しみ。
間歇的に激痛が襲来するので、いつ来るか、いつまで続くのかと精神が参ってしまってつらかった。
胆管結石を疑ったが尿潜血があったので造影し尿管結石がわかった。
X線で見ると腎臓が大きく膨らんで水腎症になっていた。
このとき病院で出してくれた薬は、薬用植物由来製剤のウロカルン、ロワチンだった。
自分でも猪苓湯、芍薬甘草湯を併用し数日で排石した。
その後2回連続して発作を起した。
2回目のときに結石を採取し分析してもらった。
やはりシュウ酸カルシウムだった。
漢方薬は初回の処方のほかに、竜胆瀉肝湯、ウラジロガシの煎剤、滑石、連銭草などいろいろ加方して試してみた。
発症してからの対処よりも結石ができる体質を改善することが重要課題なので、食生活を点検した。
暴飲暴食を改めることのほかに、心がけたのは唯一つ。
健康食の三種の神器の常食。
ゴマ、ハチミツ、ハトムギの三種。
特に砂糖を一切止め、代わりに良質のハチミツの摂取を心がけた。
それ以来結石は姿を現さなくなった。
蓚酸カルシウムの結石ができるということは、尿中にカルシウムが沢山出てきているはず。
砂糖は尿中にカルシウムの排泄を増やす。
一方ハチミツはカルシウムの吸収を高め、排出を抑える。
それ故蓚酸カルシウムができなくなるという単純明快な理屈。
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