プロの減塩食試食会(3)
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コネタマ減塩セミナー 「塩を減らそうプロジェクト」メディアセミナー プロの絶品!減塩花見弁当試食会の第2部は、木村玄次郎先生(名古屋市立大学大学院 心臓・腎高血圧内科教授)の講演。
テーマは「食塩と高血圧(食塩制限の重要性を中心に)」
*食塩摂取量が多い地域では高血圧が多い
*加齢に伴う血圧上昇と食塩摂取量
*チンパンジーでの長期食塩負荷
*新生児期に6ヶ月だけ食塩制限した効果
*食塩制限は血圧日内リズムを non-dipper から dipper へ正常化する
*測定別血圧値の心血管事故に対するインパクト
*食塩感受性と心血管事故
*食塩と疾患の関連および食塩制限の利点
*わが国の食塩摂取量の推移
*加工食品と食塩
*食塩消費の問題点
*DASH 食とは
(Dietary Approaches to Stop Hypertension)
*DASH 食は天然の利尿剤
*全人口ベース対策としての生活習慣改善の意義
*高血圧一次予防の国民的重要性
*今後の医療経済と保険制度のあり方
*脳卒中と食塩摂取量
*高血圧治療における食塩制限の重要性
重要項目が盛りだくさん。
特に興味深かった指摘3点。
1.加工食品の塩分含量が多いのは供給者側の利益がからんでいる。
食塩↑ ⇒ 塩味の要求↑ ⇒ 食塩中毒 ⇒ 食塩↑ の悪循環
食塩↑ ⇒ のどの渇き ↑ ⇒ソフトドリンク・ ミネラルウオーター↑ ⇒ 食塩↑の悪循環
食塩↑ ⇒ 肉製品↑ ⇒ 水分含量 ↑ ⇒ 食塩↑ の悪循環
マックが塩からい理由がこれだったのか。
2.DASH(ダッシュ)食で著明な降圧効果(米国)
野菜、果物、低脂肪乳製品を多く含む食事。
ミネラル豊富で飽和脂肪やコレステロールが少ない。
DASH食には利尿作用がある。
日本食こそがDASH食。
食養生のポイントここにあり。
3.成功報酬型健康保険システムの導入へ
病気にかからなければ翌年の掛け金が少なくなる自動車保険的システム。
そうすればセルフメディケーションの意識が高まるはず。
出来高払いシステムも改めた方が良いと思うが・・・
つづく
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