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2010年3月 8日 (月)

冷え 万病のもと

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
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リンク: 冷え:万病のもと、防ぐ 生活環境、ストレス影響 免疫力低下も - 毎日jp(毎日新聞).

 暖かくなったり、寒さが戻ったり--。季節の変わり目のこの時期、体調を崩していませんか。とくに厄介なのが体の「冷え」。冷暖房で体温調整がうまくとれないうえ、ストレスも多い。冷えは免疫力を弱め、万病のもとと専門医は指摘する。布団に入っても足が冷たくて眠れない。悩みがつきない冷えを防ぐにはどうしたらいいのか。【小川節子】

 50年前の日本人の平均体温は36・9度だったが、現在は36度前後まで低くなったと言われている。東京女子医大付属青山自然医療研究所クリニック(東京・青山)所長の川嶋朗さんは指摘する。

 「日本人の平熱は、この50年で確実に0・5度以上は低くなっている。6度以下の低体温の人も少なくない」

 背景には現代文明があるという。エアコンの普及で体温調節機能が衰えたうえ、冷蔵庫で冷やされたものを年中飲む。体はいやでも冷える。

 ストレス社会の影響も大きい。ストレスで交感神経が緊張し心臓の動きが速くなり、血圧が上がり体温も高くなる。過度になると血管が収縮したまま戻りにくくなり、血の巡りが悪くなり冷えにつながるという。体全体の3分の1の熱をつかさどる筋肉の量が運動不足で減っていることも要因の一つだ。

 血行改善を図る「血めぐり研究会」(花王などの5社協賛)が20~40歳代の男女650人に「冷え」についてのネット調査をしたところ、7割が冷えを自覚していた。冷えを感じている人は「肩こり」「疲れ・だるさ」「足のむくみ」「風邪のひきやすさ」「頭痛」「便秘・下痢」について、感じていない人よりも15ポイント以上強く症状を訴えていた。

 「冷え」は体全体の働きも鈍くする。新陳代謝に重要な酵素が活発に動く温度は37~40度で、1度下がるだけで働きが半減するものもある。免疫力も1度下がることで3割減少すると言われる。

 肝臓、腎臓のトラブル、糖尿病、高脂血症などにつながり、脳内の伝達物質もスムーズに運ばれなくなり、うつ病や自律神経失調症などにも関係する。「冷えはあらゆる病気の入り口です。いかに体を温めるかが現代人にとって大切」と川嶋さんは話す。

 冷えは、朝、起きがけに布団の中で脇の下に手を入れ、これよりも冷えている個所があるかどうか--で大体分かる。チェックリスト=表=で一つでもあてはまるものがあるなら注意が必要だ。

規則正しい生活、対策の基本に

 東洋医学では「命あるものすべて温かい」と言われ、冷えは体の不調のもととされる。「アキュラ鍼灸院(しんきゅういん)」(東京・渋谷)院長の徐大兼さんによると、予防の基本は(1)規則正しい生活(2)十分な睡眠(3)バランスのとれた食事(4)適度な運動(5)ストレスを緩和する生活--だという。

 ●お灸・マッサージ------------

 お灸は患部そのものを温め冷えを取り、痛みもやわらげ、治りを早くする。イラストのツボを刺激して冷え症を改善することができる。

 ●入浴------------------

 シャワーではなく、湯船につかろう。半身浴もおすすめで、ぬるめのお湯に20~30分ゆっくりつかる。上半身が冷えるので、バスタオルをかけたり、入浴前に浴室全体を暖めておく。入浴後は手早く身支度を整え、体を冷やさないようにする。

 ●ぬか袋-----------------

 就寝中に体が冷えてしまうという人におすすめしたい。ぬか袋は自分の体の線に沿って形が変わるので、フィットする。

 【作り方】木綿の布(32センチ×20センチ)を袋状に縫う。この中に古米130グラム、ぬか100グラム、粗塩35グラム、ローリエの葉1枚を入れる。袋の口を縫い合わせる。これを電子レンジで2、3分温め、冷えている部分に当てる。再度温める場合は半日以上たってからにする。

 ●食事------------------

 季節感のある和食をベースにバランスを整えた食事をとる。1回の食事に五味(酸・苦・甘・辛・塩)と五色(赤・青・黄・白・黒)をそろえるように心がける。体を冷やす食べ物(ビール、冷たい飲み物、アイスクリームなど)はなるべく避け、水分の取り過ぎにも注意する。「孫は優しい(マメ類、ゴマやナッツ類、ワカメ、ヤサイ、サカナ、シイタケのキノコ類、イモ類)」。バランスのいい食事の例だ。

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 ■「冷え」チェックリスト

□手足が常に冷えている

□時折、頭痛がある

□顔色が悪い

□冷房が苦手

□目の下にクマができる

□少しの運動で息が切れる

□夜、熟睡できない

□夜中、トイレで目を覚ます

□低血圧

□体温が36度以下

□肩こり、腰痛、ひざ痛、下痢気味、便秘気味、疲れやすいなどの症状が一つでもある

□いらいら。集中力がない

人は37度くらいの体温のとき代謝・生命活動が最も順調に正常に機能するようになっている。

体質的に、全身的に低体温だと虚弱傾向になる。

寒を受けると咽喉の免疫力が弱まりウイルスの負けて風邪をひく。

お腹が局部的に冷える.寝冷えでは消化機能が低下し下痢を起こす。

子宮など女性の臓器に問題があるときは、骨盤内で血液の流れが渋滞を起こし、下肢が冷え顔がほてるようになる。

冷え症を治すには食養生が不可決。

食べ物の食性(温めるか冷やすか)と食味(酸苦甘辛鹹の別)を知って食材を選ぶことが重要。

五味調和と食物の食味食性はこちらを参考に。

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