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2010年2月17日 (水)

感染症と人の戦い

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リンク: 【感染症と人の戦い】国立感染症研究所情報センター長・岡部信彦 - MSN産経ニュース. 2010.2.14 02:43

 ■予防接種部会の“復活”

 冬季五輪が開幕した。基礎トレーニングを積んだアスリートがその研鑽(けんさん)を競う姿は美しく、見応えがある。一方、新型インフルエンザの発生でいきなり本番に臨んだわが国のワクチン政策は、相手が不明不詳疾患だったとはいえ、基礎トレーニング(平時からの科学的議論)不足で、あまり美しい形ではなかった。

 厚生労働省は昨年末、国の医療行政の方向性を示す厚生科学審議会に、「予防接種部会」を“復活”させた。法律にまで踏み込んだ議論が可能で、結論は影響力を持つ。この部会設置には、新型インフルエンザ対策から浮き彫りになった“基礎トレーニング不足”への反省がある。例えばワクチンの接種優先順位や費用の負担、不足分の輸入…など幅広い点について、十分な議論ができないまま、方針が決められた。この苦い思いを無駄にしてはいけない。

 予防接種部会は発足から2カ月足らずで4回開かれ、予防接種政策について多岐にわたる論点が動きだした。緊急課題として新型インフルエンザの教訓が議論に結びついたのが、「臨時接種」の新たな考え方だ。

 重篤な感染症が新たに生じ、蔓延(まんえん)しそうな場合、国民に努力義務を課して公的に予防接種を行うのが「臨時接種」。新型インフルエンザは病原性や致死率がそれほど高くないとされ、ワクチン導入時に「臨時接種」として扱うことは見送られ、混乱が生じた。その教訓から、病原性が高くなくとも感染力が強い場合も「臨時接種」として扱えるように今、新たな枠組みづくりが議論されている。

 予防接種の全体的な枠組みについても今後、見直しが進むだろう。基本的には公費負担の「定期接種」と、個人負担が求められる「任意接種」の線引き、新たなワクチンの導入、健康被害救済制度、またそれらを検討する制度の仕組みもそうだ。

 定期接種は疾病の蔓延や発生を防ぐことで個人や社会を守るのが目的だ。一方、個人負担の大きい任意接種のワクチンでは、貧富の格差が感染症へのバリアの厚さの差につながってしまう可能性がある。国の予算に限界はあるが、皆の力で子供の未来や社会を感染症から守るため、予防接種の費用負担をどうしていくべきか。今後、議論を進めるべきだ。

 ところで、新型インフルエンザの拡大が終息しつつある中、国産、輸入とも「新型インフルエンザワクチンが余った」と批判的な意見も出ている。発生当初、未知の疾病への不安の声も高く「ワクチンが余るコストよりも、足りないという不安感を解消しよう」と危機管理重視の判断が政治的になされた。さらに専門家にも想定外だったのが、ワクチンが接種1回で効果が期待できるものとなり、接種可能人数に余裕が生じる幸運もあった。結果的に余ったことに、今その善しあしを言うのはいかがかと思う。

 だが一方で、科学的見地からより踏み込んで「危機管理的に輸入が必要だったか」という議論が、当時、判断前にもう一度できたならば…という思いも強くある。

 その意味でも、審議会に予防接種部会ができた意味は大きい。次なる感染症がやってくる本番にむけ、基礎トレーニングは始まったばかりだ。(おかべ のぶひこ)

BSEと同様な過剰な危機管理になってしまうのは避けられないのだろうか。

BSE全頭検査「やめられぬ」 全自治体、自腹で継続へ
http://blogmasaki-ph.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/asahicom---e835.html

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