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2010年1月20日 (水)

焼き果物の効用

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焼き果物 動脈硬化や高血圧を防ぐ

みかんもバナナも焼いて食おう!

 日ごろ何げなく、生のまま食べているみかんやバナナ。そんなありふれた果物でも、焼いて食べるだけで、動脈硬化や血圧上昇を抑える効果があるという。“焼き果物”に隠された薬能の秘密を、専門家に聞いた。

●果物の薬能は皮にアリ
「果物は、果実部分よりむしろ皮に、多くの栄養素が含まれています。果物を皮ごと焼くことによって、皮の部分もおいしく食べることができます。果物を焼いて食べるのは、漢方が伝わる以前から日本で受け継がれてきた“和方”の手法でもあります」
 こう言うのは、崇城大学薬学部教授で薬学博士の村上光太郎氏だ。たとえばみかんやバナナの皮は、渋くて食べられない上に、消化にも悪い。ところが、焼くことによって、これが一挙に解消。甘味とうま味が増して、柔らかくなる。
「たとえばみかんの皮には、胃のぜん動を活発にして、食べ物の消化・吸収をよくするナリンギンという成分や、動脈硬化に予防効果がある精油が豊富。また、発がん抑制作用があるβクリプトキサンチンや、血圧の上昇を抑え血管の老化を防ぐヘスペリジンという成分もあります」(村上教授)
 果実部分の酸味が強いみかんほど、焼くと甘味が増す。

●熱で栄養素が変化する
 味や食感だけではなく、皮に含まれる栄養素も変化する。
「りんごの皮に含まれるペクチンは、胃腸の機能を整えます。ペクチンは熱を加えると分子が小さくなり、腸に入った際の吸収力がアップします。生りんごより焼きりんごのペクチンの方が、体内で9倍も活性化するという研究データもあります」(村上教授)
 バナナの皮にも整腸作用があるが、これは皮に含まれるフラクトオリゴ糖によるもの。
 熱を加えると、フラクトオリゴ糖の量が急増し、それが腸内の善玉ビフィズス菌のエネルギー源となって、整腸作用が向上する。
「梅干しを焼くと、クエン酸と糖の一部が結びつき、血液をサラサラにするムメフラールという新たな物質が生まれます。これは動脈硬化などの予防になります。果物は全般的に、焼くことで栄養の質が上がります」(村上教授)
 酸味が強いパイナップルやいちごを焼くのもいい。

●コゲに発がん性なし
 果物を焼く際には、直火でもホイル焼きなどでも構わないが、ただ火を通すという程度ではなく、しっかり焦げ目がつくまで焼く。
「魚のコゲはがんの原因になるといわれますが、植物性のコゲに発がん性はありません。黒い焦げ目がつくくらい、こんがり焼いて丸ごと食べるのが理想的です。しかし果物を焼けば、皮の栄養成分がすべてではないものの果実部分に浸透します。どうしてもコゲが苦手という人は、焼いた上で皮をむいて食べるといいでしょう」(村上教授)

漢方では薬も食品も、味と性質(温めるか冷やすか)を規定している。

果物は、食味・食性が甘(かん=あまい)・寒(かん=冷やす)のものが多い。

焼くことによって性質が温めるほうに変化することと関係している。

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「五味調和」
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