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2009年12月19日 (土)

梅の効能(2)

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
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梅は健康のバロメーター

おめでたい植物の松竹梅の三対の一つウメは中国原産で奈良時代に渡来しました。
観賞用としては江戸時代以来、盆栽や庭園樹として沢山の品種が作り出されています。
それにもまして、ウメは食用、薬用、染色用の有用樹木として古代から賞用されています。

漢方薬でも食物でも、その特有の味の酸苦甘辛鹹の五味は、それぞれ人の臓器の保全に役立つもので、ウメは酸味の代表です。
酸味の天然物は肝臓・胆嚢の機能や、眼・筋肉の作用を促進する薬味で、血液の浄化と心臓循環系に役立ちます。
また、呼吸機能と大腸・皮膚・頭髪を助け、補腎の薬味でもあります。
このことから古来、塩と梅がほどよい加減のことを調和の極意、健康のバロメーターとし、体調の良し悪しを「塩梅(アンバイ)がよい、わるい」と言ってきました。

梅の酸味の食効・薬効

食用には、梅干を筆頭に、梅酒、梅酢、煮梅、塩梅、青梅粕漬・のし梅・蜜漬・砂糖漬・と色々に賞用されてきました。

薬用には烏梅(ウバイ:ふすべ梅:青梅を煙でくすべて黒くした梅のくんせい)として貯蔵されてきました。
わら灰のあくに浸して籠に盛ったもので、光沢や潤いがよく虫がつきません。
梅の実の酸味はクエン酸・リンゴ酸・コハク酸・酒石酸などです。
グラム陽性・陰性腸内細菌に対して抑制作用があり、各種真菌に対して抗菌作用があるので、下痢や食中毒に応用されます。

薬としては清涼収れん薬に分類され、止渇・止痢・回虫駆除の効があり、解熱・鎮咳・鎮嘔の作用があります。
またすり傷・切り傷に対しても殺菌と肉芽形成促進作用があるので、外用にも使われます。

梅の酸味は食品の鮮度を保ち、脂肪を中和し、口中をさわやかにして食味をすすめます。
また疲労や夏負けの原因となる血液の酸性化を防ぐ、アルカリ性食品の雄でもあります。
酸味の薬は極めて少なく、漢方食養では、酸味の供給は、食物としての梅や食酢を常食していることを前提にしてのむ薬の処方が決められます。
言い換えると、梅や食酢を食べていないと漢方薬をのんでも効き目が悪いということになります。

梅のおすすめ利用法

我が家では毎年青梅のシーズンの梅雨時には、梅をくせのないアカシアハチミツの最高級品で漬けます。
梅1㎏に対し、ハチミツ1~2㎏の割合。
梅のエキスがハチミツの中へ溶けだし、一週間もすると梅の酸味とハチミツの甘味がミックスし、水で割るとおいしい飲み物になります。
これは梅酒とちがい、お酒が飲めない人や子供にも適する飲み物で、既成のドリンク剤よりすぐれた、夏ばてにも効くドリンクになります。
これに使う蜂蜜は混ぜ物がなく、漂白したりしていない良質のものでないと効果が半減してしまいます。

また、玄米酢に梅をつけ、飲むときにハチミツを加えると更によい健康飲料になります。

一番のおすすめは、梅を酵素飲料・大高酵素で漬けたもので、我が家では、梅酵素と呼んで夏の健康の源として、とっておきの健康飲料になっています。

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