コエンザイムQ10 老人性難聴予防?
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多くのお年寄りに朗報!?
リンク: コエンザイムQ10で老人性難聴予防?東大などメカ解明 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).
年を取るにつれて耳が遠くなる「老人性難聴」は、耳の奥の「内耳」にある感覚器の細胞が遺伝子の働きで死滅して起きることを、東京大などがマウスの実験で明らかにし、米科学アカデミー紀要に発表した。
抗酸化物質で遺伝子の働きを抑えると、発症しないことも突き止めた。哺乳類の耳の仕組みは共通しており、人の難聴予防につながると期待される。
染谷慎一・東大特任助教らは、損傷を受けた細胞を自殺に導くBakという遺伝子に着目。マウスのBakを働かないようにすると、人間の50歳に相当する生後15か月でも聴力がほとんど低下しないことを確認した。
Bakの働きを抑えられるか調べるため、17種類の抗酸化物質を餌に混ぜてマウスに与えたところ、栄養補助食品(サプリメント)として市販されているコエンザイムQ10など3種類が難聴予防に効果があることが分かった。
一方、人間の成人にとっては1日20ミリ・グラムにあたる量のコエンザイムQ10を生後4か月からマウスに与え続けると、生後15か月の時点で、同じ月齢のマウスが45デシベル以上の音しか聞き取れないのに対し、12デシベルの小さい音を聞き取れることも確認した。
(2009年11月14日21時08分 読売新聞)
コエンザイムQ10は、血液循環(大循環)を助ける作用があって、むくむ人などにも良いので人気のサプリメントですね。
漢方との併用も良いでしょう。
漢方の五行(木・火・土・金・水)の理論で、耳(五窮)は腎(五臓)、膀胱(五腑)と同じく水性に配当されます。
五味(酸・苦・甘・辛・鹹)では鹹(かん・塩辛い味)、五色(青・赤・黄・白・黒)では黒が水性です。
五味(酸・苦・甘・辛・鹹)では鹹(かん・塩辛い味)、五色(青・赤・黄・白・黒)では黒が水性です。
つまり、耳と腎が密接に関係しているとしていて、老人性の難聴は腎の精気の衰えにより起ると考えられています。
漢方でいう腎の働きには、栄養物質を全身に供給するポンプの役割があると考えられています。
腎が衰えると耳にも必要な栄養・腎気が不足し血流も悪くなり熱のこもりも加わって異常が生じるという理屈なわけです。
漢方の対応は、腎を補う漢方薬の選定が一つのポイントになります。
昨日のエントリー「八味地黄丸」がその代表です。
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