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2009年11月28日 (土)

事業仕分け 漢方薬保険適応除外?

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
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リンク: 事業仕分け:漢方薬保険除外、医師や患者反発 - 毎日jp(毎日新聞).

事業仕分けで、漢方薬などを保険適用の対象外とする方針が打ち出された。「薬の富山」のシンボルとして和漢薬研究が盛んな富山大学などの医師や研究者らは反発し、同大学の嶋田豊教授(51)=和漢診療学=は「漢方は全国の医師の7~8割が診療に取り入れている」と重要性を強調している。

 富山大付属病院では医師や患者らが反対の署名運動を始め、同日までの3日間で約750人分が集まった。【青山郁子】

毎日新聞 2009年11月28日 東京朝刊

ビタミン剤や漢方薬を健康保険の適応から除外しようとする動きが始まったのは20年位前だったと記憶します。

その時は漢方薬メーカーが政治献金をするなどして政治家を動かして継続運動を展開し、除外を阻止したようです。

漢方処方エキス剤が薬価収載になったのは、昭和50年頃でした。
当時の日本医師会長は、今でも伝説的に有名な政治力抜群の武見太郎先生でした。
武見太郎先生は、漢方にも造詣が深く、漢方薬の有用性を深く認識していたので、薬価収載を強力に進めたと聞いています。

ちなみに、漢方生薬も薬価収載されており、煎じ薬も保険でもらうことが可能です。

漢方薬、漢方医学、漢方医療の世界は、整備がされていない部分がいくつもあり、課題が残っています。

大学の医薬学部で漢方の臨床的な勉強が少しですができるようになったのは最近のことです。
漢方について深く勉強することなくして、漢方薬を使っている医師や薬剤師が沢山いるわけです。
そのため最適とはいえない使い方がなされているケースもあるのが現実です。
漢方医学に対する教育体制、資格などを検討し整備・構築すべき時期が今です。

西洋薬と漢方薬の併用も問題です。
料理に当てはめて、西洋料理と日本料理が同時にメニューされているような席を想像するとおかしさがイメージできると思います。

この現実を考えると、現状で保険適用の是非を判定するのは難しい問題だとは思いますが、このこと以前に、保険制度はもっと根本的な制度改革の課題に取り組むことが優先されなければならないと思います。

もっとも変だと思うのは、健康保険の「出来高払い制度」です。

うまい医療を行って短期間で治療を終わらせるより、下手な医療を行って治療に長期間長引かせた方が医療者側の収入が良くなるのが現行制度です。

このおかしさがまかり通り続けていることが不思議です。

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