失明ラットが視覚回復 藻の遺伝子で
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東北大国際高等研究教育機構の富田浩史准教授(分子生物学)らの研究グループは5日、光を感じる緑藻の遺伝子を組み込んだ失明ラットが、正常に近い視覚を回復することが分かったと発表した。4日付の米科学誌プロスワンに掲載された。
富田准教授は、光を感じる網膜の視細胞が障害を受けてしまう網膜色素変性症などで失明した人の視力回復治療につながる可能性があるとした。
研究グループは、緑藻に光を感じる遺伝子があることに着目。この遺伝子を組み込んだラットを失明させて実験した結果、ものの動きや色の濃淡の判別などで正常なラットとほぼ同等の視覚を取り戻したという。
研究グループによると、国内では毎年約1万6千人が難病の網膜色素変性症や加齢黄斑変性のほか、糖尿病網膜症、緑内障などで失明している。富田准教授らは人に近いサルを使った実験を進め、この遺伝子を注入して視力を回復させる治療法の確立を目指していく方針。 2009.11.05 10:02 【共同通信】
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遺伝子(2004年1月15日)子が親に似るなどの情報が書き込まれており、塩基という分子の対がつながったデオキシリボ核酸でできている。人の全遺伝情報は約30億の塩基で構成され、その一部が遺伝子で、種類は約3万2000ある。血縁関係のない人同士では0・1―0・2%の割合で配列が異なり、この違いが容姿や病気に影響する。遺伝子の指令がどういう経路をたどり病気を起こすかを調べるには、分析手法の開発が重要で、新しい産業創出への期待も広がる。
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