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2009年10月 5日 (月)

子宮内膜症に新薬

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副作用抑え長期使用

 妊娠が可能な女性の1割ほどにみられる「子宮内膜症」。昨年、二つの治療薬が新たに登場し、うまく使い分ければ、主な症状である痛みを長期に抑え、悪化も防げるようになった。 (中島久美子)

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 子宮内膜症は、子宮内の組織(子宮内膜)が、卵巣、子宮と直腸の間など、別の場所にできる病気だ。卵巣では、血液がたまって袋状(のう胞)になる。原因はまだ分かっていない。

 病巣は、卵巣から分泌される卵胞ホルモンにより増殖、炎症や出血を繰り返し、月経痛をはじめ、下腹部や腰の慢性痛、性交痛、排便痛を引き起こす。不妊の原因にもなる。

 鎮痛剤で痛みを抑えることもあるが、症状の進行は抑えられない。痛みを和らげ悪化を防ぐには、卵巣の働きを抑える薬物治療(ホルモン療法)が有効だ。

 これまで主に使われてきたのは、GnRHアゴニスト製剤(商品名・スプレキュア、リュープリンなど)。脳から卵巣を刺激するホルモンの分泌を下げ、間接的に卵巣の機能を止める。病巣は小さくなり、痛みもなくなる。

 だが、卵巣から卵胞ホルモンの分泌が止まることで閉経の状態になり、更年期障害と似た副作用が出る。とりわけ、骨折のおそれが高まる骨量の低下は深刻なため、投与期間は半年に限られる。服用をやめると病巣は再び増殖し、痛みも再燃しやすい。

 これに対し、昨年登場した低用量ピルの「ルナベル」と、黄体ホルモン剤の「ディナゲスト」は、黄体ホルモンの働きで、痛みを長期に抑え、悪化を防ぐ。黄体ホルモンには、〈1〉排卵や月経を止める〈2〉子宮内膜組織を縮小する〈3〉炎症を招く物質を抑える――という作用がある。

 ルナベルは、以前から子宮内膜症患者に自費で処方されてきた避妊用の低用量ピル(オーソM21)と同じ成分。卵胞ホルモンも配合されているので、更年期障害の副作用はない。ただし、月経痛以外の痛みには十分に効かないこともあり、病巣を縮める力もやや弱い。1か月の自己負担は約2100円だ。

 一方、ディナゲストは、より強力な黄体ホルモンを含む。月経時以外の慢性痛も和らげ、病巣も縮小する。卵胞ホルモンは含まれていないため骨量は減るが、GnRHアゴニスト製剤ほどは減らないとされ、使用期間に限度はない。7割の患者に不正出血が見られるが、多くは徐々におさまる。1か月の自己負担は8000円前後と高めだ。

 東京都の会社員(37)は、子宮と直腸の間に病巣があり、排便の前後に突き上げる痛みがあった。昨秋からディナゲストを服用したところ、「今は痛みは消え、楽になりました」と満足そうだ。

 東大病院産婦人科講師の百枝幹雄さんは「効果や副作用、費用を踏まえると、まずルナベルなどの低用量ピルを服用するのが基本。ピルで緩和できない月経痛以外の痛みや、血圧が高いなどピルが使えない場合に、ディナゲストを使うのが望ましい」と話している。

(2009年10月1日  読売新聞)

内膜症に対して漢方は有効な手立てを持っています。
内膜症は瘀血(おけつ=古い血)が溜まっているのですから、お血を除く適切な薬剤を選択し、身体全体の陰陽・虚実・寒熱・気血水のバランスの崩れを是正する処方を選定していきます。
お血が固まっている場合が多いので、固いものを軟らかくする作用のある鹹味の生薬が欠かせません。
軟堅薬、破血薬と呼ばれたりします。
3、4か月でしこりや肛門の下墜感が小さくなり、CTで改善が確認されてきます。

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