絶対湿度不足 ウイルス招く
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リンク: 「絶対湿度」不足 ウイルス招く : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).
11グラム下回るとのどの機能低下
空気が乾燥し、新型インフルエンザの大流行が心配されるこれからの季節、絶対湿度(空気1立方メートル中の水分量)が11グラムを下回ると、のどの乾燥が進み、ウイルスの侵入を防ぐ機能が低下することが、北里研究所病院耳鼻咽喉科部長の橋口一弘さんの研究で分かった。
橋口さんは、健康な男女11人に、温度と湿度を調整できる部屋に入ってもらい、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ鼻の奥の繊毛の働きを観察。絶対湿度が11グラムを切ると、繊毛の働きが低下することが明らかになった。
天気予報で使われる「60%」などの湿度は、相対湿度と呼ばれ、絶対湿度とは異なる。気温が10度の時と20度の時を比較すると、相対湿度は同じ60%でも、絶対湿度はそれぞれ5・64グラム、10・37グラム。気温が低下するほど、空気が含むことができる水分量が少なくなるためだ。
日頃はなじみの薄い絶対湿度だが、19日から、お菓子メーカーのホームページ(http://teicalo.com)で全国9都市の絶対湿度予報が始まる。橋口さんは「冬場はあめをなめたり、マスクをしたり、加湿器を使ったりして、のどの潤いを保ってほしい」と話す。
(2009年10月8日 読売新聞)
気温20度で絶対湿度が11グラムということは、相対湿度は63%くらいになるのでしょうか。
吸い込む空気がこれ以上の湿度のときが繊毛の動きが良くて細菌類に対する防衛力が高いということになります。
しかし高湿度の部屋に長くいて、水分・水物の摂取が多いと、水分代謝が悪くなり、身体に余分な水分の停滞を生じるのでよくありません。
この水滞状態というのは、
上気道(鼻腔・のど・気管)から水があふれて・・・・・・鼻水・咳・痰・涙・喘
水を体表から発散させようとして・・・・・・発熱・悪寒(さむけ)・発汗
水がリンパ節に停滞して・・・・・・頭痛・関節痛・咽喉痛
消化管(胃腸)からあふれると・・・・・・下痢・腹痛・嘔吐・食欲不振
ということになり、風邪の症状でもあります。
水滞の防止のために乾燥して温かい部屋の環境にして、口には湿った空気を入れる工夫をするのが良いということになります。
マスク、のど飴はその意味から、良い方法だといえます。
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