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2009年10月20日 (火)

打つ? 打たない? 新型インフルワクチン、副作用の懸念も

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【日本の議論】あなたは打つ? 打たない? 新型インフルワクチン、副作用の懸念も (1/5ページ) - MSN産経ニュース 2009.10.18 18:00

新型インフルエンザに対する国産ワクチンの接種回数について、1回でも効果的な免疫反応が期待できることが明らかとなり、厚生労働省は2回接種が前提の従来方針を1回接種に変更する見通しだ。そのため、医療従事者や持病のある人など5400万人の優先接種対象者以外にもワクチンが割り当てられる可能性が出てきた。“待望”のワクチンだが、実際は接種を希望しない人も少なくない。予防への信頼性やウイルスが弱毒性であること、副作用への懸念、費用などが主な理由だ。接種のチャンスが回ってきたら、あなたはワクチン打ちますか-。(蕎麦谷里志)

効かない?

 「高校を卒業してから風邪ひとつひいたことがない。体力には自信があるし、わざわざお金を払ってまでワクチンを打つつもりはありません。そもそもインフルのワクチンってあまり効かないと聞いたこともある」

 埼玉県吉川市の会社員、田代幸男さん(30)はこう語る。これまでに、季節性インフル用のワクチンも接種した経験がないという。

 田代さんのように、ワクチンの効果に疑問を持つ人は少なくない。ワクチン接種をしても、発症する人が少なくないからだ。

 新型インフル用ワクチンの接種を希望する人は52・3%-。マーケティングリサーチインテージ」(東京)が、実施した調査(約10万6千人回答)では接種を希望する人が約半数に留まるという意外な結果が出た。

 接種を希望しない人の理由では、「受けてもかからないとはかぎらない」(45・3%)という意見が最多だった。

 ワクチンはウイルス感染を防ぐものと誤解されがちだが、あくまでも感染後の発熱や重症化を防ぐものでしかない。ウイルスは人に感染すると体内で増殖し、発熱などの症状を引き起こす。この際、ウイルスの増殖を抑えるのが、人がもともと持っている免疫力だ。ワクチンはこの免疫力を高める効果があるだけで、感染を防ぐ効果はないのだ。

 効果も年代によって異なる。厚労省によると、季節性インフルでは健康な若者であれば約80%の確率で発熱などの症状を抑えられる。しかし、免疫の上がりにくい小児は20~30%、高齢者も34~55%といわれている。

費用が高い?

 接種費用は1回目が3600円。2回目は診察料などが不要となるため2550円で、2回接種すると計6150円となる。この額を「高い」として接種を躊躇(ちゅうちょ)する意見もある。

 一方で、金額の問題ではないという声もある。

 ワクチンの値段については、世界保健機関(WHO)が1回分の価格を、高収入の国で10~20ドル(約900~1800円)、中程度の収入の国でその半分、低収入の国でさらにその半分になるとの見通しを示しており、日本は世界の中では高めの設定といえる。

 ただ、季節性のワクチンは平均で1回3千円程度といわれており、今回の新型の価格について「妥当だ」という専門家は多く、従来の値段と比べても決して高いわけではなさそうだ。

専門家の意見は?

 吉祥院こども診療所(京都市)の今井博之所長は「当然打つ方がいい。私自身も打つし子供にも打たせる」と話す。

けいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫・小児科部長も「新型インフルが季節性並みという誤解があるが、大きな間違い。タミフルなどの抗ウイルス薬が十分にある日本では死者の報告は少ないが、他の国では多くの死者が出て大変な事態になっている」とワクチン接種を強く推奨する。

一方で、ワクチンには副作用に対する懸念も残る。厚労省によると、季節性ワクチンでは注射個所が赤く腫れるなど、軽微な副作用が約1割の人に出る。こうした症状は数日で完治するため心配はないが、ワクチン接種後に高熱やアレルギーショックの症状が出るなど、因果関係が不明なケースも含めると毎年100例程度の副作用報告が寄せられ、数人の死亡例も確認されている

特に今回は輸入ワクチンも使われるため、輸入分について安全性を懸念する専門家は多い。製法が異なる上、国産には使われていない免疫力を補助する添加物が加えられているからだ。添加物によって高い免疫効果が期待される一方、副作用も出やすいといわれている。本来ならば臨床試験などで十分に安全性を確認した上で輸入されるが、それだと流行に間に合わない。そこで厚労省は手続きを簡略化できる薬事法の「特例承認」を初適用して緊急輸入する方針だ。

 国立公衆衛生医院(現国立保険医療科学院)感染症室長をつとめた母里啓子さんは「インフルエンザは自然に治る病気だから、どんな副作用が出るか分からないワクチンは基本的に必要ない。普段から栄養のあるものを食べ、ゆっくり休んで免疫力を高めることだ」と生活習慣の改善こそ大事だと訴える。

 菅谷部長も「輸入品を使うのは安全性を確認してからにすべきだ。タミフルリレンザは効いており、無理をしてまで打つ必要はない」と話す。

 国立感染症研究所感染症情報センターの岡部信彦センター長は「インフルエンザのワクチンは万能ではないし、わずかだが副作用もある。当然、打ちたくない人も出てくるだろう。専門家としてはチャンスがあるなら打った方がよいと勧めるが、強制するものでもない。リスクと効果を知った上で判断してほしい」と話している。

インフルエンザワクチンは打ってはいけない 週刊ポスト・2.6.

の意見も参考に。

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