緑茶で新型インフル予防 カテキンの抗ウイルス作用
ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
漢方に関するご相談・お問合せは、こちらから どうぞ。
お茶がテーマはこれで4件目。
リンク: 緑茶で新型インフル予防 カテキンの抗ウイルス作用に注目 - MSN産経ニュース. 2009.10.7 08:43
新型インフルエンザの予防策として緑茶が注目されている。日本カテキン学会では、緑茶に含まれるカテキンに予防効果が期待できるとの報告がなされた。「緑茶うがい」についての意見も交わされるなど、医療、保健衛生関係者らからの関心も高まっている。(谷内誠)
全国有数の茶産地である静岡県では、以前から風邪の予防に緑茶でうがいをする慣習がある。同県島田市の市立島田第一小学校のように専用の給茶機を置き、児童に緑茶うがいをさせる学校もある。
新型インフルエンザの予防に緑茶が有効といわれる理由は、緑茶に含まれるカテキンに抗ウイルス作用があるためだ。東京都東村山市の特別養護老人ホーム「白十字(はくじゅうじ)ホーム」の田熊規方(たくまのりかた)医師は、静岡県立大学薬学部の山田浩教授(臨床薬理学)の協力を得て、ホームの入所者に緑茶を使ったうがいや口腔(こうくう)ケアを実施している。
田熊医師は「緑茶うがいを始める前の15年度には、入所者と職員の計33人がインフルエンザを発症した。翌16年度は11人に減少し、それ以後は20年度までが0~3人の範囲で、今年度は2人にとどまっている」と明かす。
そのうえで、「当地は狭山茶の産地に近いが、一番安い緑茶を5リットルのやかんで煮出して使っている。院内感染の病原体となるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を抑制する効果があり、緑茶を使うようになってから、職員がMRSAを怖がらなくなったという効果もある」と話す。
9月8、9の両日、名古屋市で開催された第6回日本カテキン学会では、市民講座のテーマに「新型インフルエンザ」が選ばれた。
インフルエンザの最新状況を講演した国立感染症研究所の岡部信彦感染症情報センター長は、参加者の質問に答える形で、「学問的に示されたデータはまだ少ない。ただ、入浴すればインフルエンザを防げるとまでは言えなくても、清潔にすることはいいことだ。その意味で、うがいはやっておいたほうがいい」と話した。
山田教授は「手洗い、緑茶うがい、マスク…いずれも手軽にできる予防策」と指摘。そのうえで、「緑茶カテキンの効果をさらに証明するため、疫学調査を今後も続けていきたい」としている。
静岡県立大学薬学部の山田浩教授は平成16~17年の冬、全国の老人ホームの入所者や病院の職員らを対象に、うがいに緑茶カテキンを使用したケースと使用しなかったケースで、どれだけインフルエンザの発症率が違うかについて、調査を行った。
結果によると、緑茶カテキン水を試した76人のうちインフルエンザに感染した人は1人(感染率約1・3%)。これに対し、非カテキン水では48人のうち5人(同約10・4%)が感染し、緑茶カテキンの効果が実証されたとしている。
お茶の渋味成分カテキンは、80度の高温でいれるとよく溶け出し、甘味成分テアニンは30度の低温で蒸していれるとよく出ると聞きます。
抗菌性を応用する時は高温でいれるのが良いということになる。
お茶に関するエントリーは
2009年3月28日 熱過ぎるお茶で「咽喉がん」になる可能性
http://blogmasaki-ph.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/reuters-546e.html
2009年5月14日 緑茶 効用 メタボ コレステロール吸収抑制
http://blogmasaki-ph.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-3968.html
2009年8月3日 加工カテキン、タミフルより効果
http://blogmasaki-ph.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/asahicom---fb84.htm
緑茶の食味食性は、苦寒。
食事でお茶を飲むことで苦味が補給できるので、五味調和の観点から、貴重な存在。
臨済宗の開祖、栄西が宋から持ち帰ったのが始まりとされている。
初期は、現在のような飲物としてではなく、薬として利用されていたという。
l
| 固定リンク
コメント