エコナ 関連商品も販売自粛
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リンク: 「エコナ」関連商品も販売自粛 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).
消費者庁が情報提供を要請
花王が特定保健用食品「エコナ」関連製品を販売自粛・出荷停止した問題で、18日、花王へ約7千件の問い合わせが寄せられた。消費者庁では、花王に対し、不安を解消するために消費者への情報提供を行うよう要請している。
花王が販売を自粛、出荷停止にしたのは、脂肪が体に付きにくいとされる食用油「エコナ クッキングオイル」やドレッシング、マヨネーズなど計59品目。発がん性が指摘される物質に変化する可能性がある「グリシドール脂肪酸エステル」が、他の食用油よりも多く含まれていることが判明したためだ。花王は「安全性に問題はないが、消費者の不安に配慮し販売を自粛した」と説明している。同社では返品希望にも応じている。
同社では消費者相談室(0120・501・243)への問い合わせが殺到したため、メールや郵便での対応も始めた。住所は〒131・8501東京都墨田区文花2の1の3、花王エコナ消費者相談室。メールアドレスはecona@kao.co.jp
一方、「はごろもフーズ」(静岡市)も、「エコナ クッキングオイル」を使用した「エコナ シーチキンL」など4商品の販売自粛、出荷停止の措置を取った。返品希望にも応じている。問い合わせはフリーダイヤル(0120・856004)へ。
また「さとの雪食品」(徳島県鳴門市、0120・86・1212)の「手あげ風 粋生油あげ1枚入り」にも「エコナ クッキングオイル」が使われており、出荷・販売が休止された。
特定保健用食品を許認可する消費者庁にも健康への影響に関する問い合わせが相次ぎ、同庁では、花王に対し、消費者への情報提供を要請した。福島瑞穂消費者相は「知らない人が買ったり使ったりしないように広報活動が大事だ。これまでに被害が起きていないか検証し、正確な情報を発信したい」と話した。
また、消費者団体は、25日午後2時から東京・四ツ谷駅前の主婦会館で緊急集会を開く。主催するのは、全国消費者団体連絡会、主婦連など5団体。花王や厚生労働省、食品安全委員会、消費者庁の担当者から、これまでの経緯や現状に関する説明を受け、今後の対応について話し合う。
主婦連事務局長の佐野真理子さんは「消費者の安全を第一にした対応を、花王や行政に対して求めていきたい」と話している。
(2009年9月19日 読売新聞)
食品安全委員会ではDAGおよびDAG油を作る工程で生成されるグリシドール脂肪酸エステルに対して、健康への悪影響の有無を評価をしているところ。DAGとは、ジアシルグリセロールのこと。グリシドール脂肪酸エステルとはDAG油を作る工程で生成される物質であり、グリシドールという物質に脂肪酸が1個結合したもの。
グリシドール脂肪酸エステルが遺伝毒性を持つ発がん物質であるかどうかの毒性学的なデータは得られていない。
体内でグリシドール脂肪酸エステルからグリシドールへの反応がどの程度起こるかについてのデータは得られていないが、グリシドール脂肪酸エステルは、消化されると分解されてグリシドールを遊離する可能性がある。
グリシドールは、国際癌研究機関(IARC)によって「人に対し発がん危険性あり」(2A群)と分類されている。
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