報道姿勢も問題 最初の集団感染だったがために
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前の記事と同じこまった問題。
リンク: 【from Editor】最初の集団感染だったがために (1/2ページ) - MSN産経ニュース. 2009.9.16 07:33
新型インフルエンザの大流行に備え、ワクチン接種をはじめとする対策が急務となっている。いつどこで誰が感染してもおかしくない。一方、全国で毎年集団感染が確認されている季節性インフルエンザも新型と同様に怖いのであって、特別に新型インフルエンザについて騒ぎ立てるのはいかがかという専門家の指摘もあり、最近の新聞やテレビの報道は抑えた形で行われていると思う。
しかし、少し前まではそうではなかった。ゴールデンウイーク明けの週末、カナダに短期留学していた大阪の高校生らが新型インフルエンザに感染していることがわかり、大騒ぎになった。国内で初めての感染確認となり、厚労省による強毒性のウイルスを想定した水際対策が始まったが、1週間後、今度は海外渡航をしていない大阪と神戸の3つの高校の生徒が集団感染しているのが判明した。水際は簡単に突破された。
その1校の関西大倉高校(大阪府茨木市)では、大阪府が集団感染の発表をした前後から、「これまで見たことのない大勢の取材陣が校庭に押し寄せ、これからどうなるのかと恐怖感にさいなまれた」(大船重幸教頭)という。
学校には「こんなになるまで、何をしてきたのか」と苦情の電話が相次ぎ、風評被害に苦しんだ。「茨木市民に迷惑をかけているのがわからないのか、出ていけ」「タクシーに乗車拒否された」「制服をクリーニングに出したら嫌な顔をされた」「生徒の家族というだけで病院の検診時間を短縮された」…。ある自治体では感染した小学生の男児が接触したとみられる高校生について、正確な住所や氏名が把握できていないのに「関西大倉の生徒」と誤って発表するトラブルも起こった。
同校では2週間を超える休校措置がとられた。感染が確認され入院せざるを得なかったり、健康でありながら強制的に自宅待機させられたりした生徒の多くがストレスを抱えた。最初の集団感染に注目が集まり、連日のマスコミ報道に翻弄(ほんろう)されたという。しかし、生徒が学んだこともある。「感染源を探すことは意味がない。誰も悪くない」「学校の先生や友人とのつながりの大切さ」であった。教訓は残念にも「マスコミには振り回されてはいけない」ということだった。
新型インフルエンザがどのような流行拡大をたどるのか。予想がつかず不安が大きいだけに正確な情報を集め冷静な報道を心がけたい。(大阪社会部長 内野広信)
ぜひこれを教訓にしてもらいたいものだ。
メディアは正しい啓蒙を。
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