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2009年8月31日 (月)

がんペプチドワクチン療法

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リンク: 医療ナビ:ワクチン療法 免疫療法の一種。効果と少ない副作用で実用化に期待… - 毎日jp(毎日新聞).

◆ワクチン療法 免疫療法の一種。効果と少ない副作用で実用化に期待がかかる。

 ◇抗原に反応したリンパ球が活性化 がん細胞狙い撃ち

 「転移したがんが消えたのには驚いた」。山梨大医学部の河野浩二准教授(消化器外科)は、CT(コンピューター断層撮影装置)で撮影した肝臓の画像を見ながら語った。

 約3年前、肺や肝臓に転移のある末期の食道がん患者10人を対象に、がんのペプチドワクチン療法を実施した。安全性を調べる臨床試験だったにもかかわらず、半数でがんの広がりが抑えられ、うち2人で縮小効果がみられた。食道がんは治りにくいがんとして知られており、手術後の5年生存率も、日本人に多い胃がんと比べて低い。

 現在、山梨大を中心に、ペプチドワクチン療法の効果を調べる次の臨床試験が始まっている。手術と化学療法▽放射線治療▽進行がん--の食道がん患者各約60人が対象。河野准教授は「1~2年後までには結果がまとまるが、効果を期待したい」と話す。

 ■がん特有のペプチド発見

 がんのペプチドワクチン療法は、免疫療法の一種。従来の免疫療法は、免疫細胞のリンパ球を増やした後、体内に戻すなどして、免疫を全体的に活性化させるというものだった。期待された時期もあったが、科学的な実証が進まないうえ、「免疫が正常ならそもそもがんにならない」として、懐疑的な研究者や医療関係者が少なくなかった。

 ところが、近年の研究で、がん細胞には目印となるがん抗原があることが判明。ワクチンとして体内に投与すれば、がん抗原に反応するリンパ球が活性化するなどして、がん細胞だけを殺すことが期待できるようになった。さらに、この方法だと正常な細胞を攻撃しないため、副作用も少ないとみられる。

 がん抗原として、東京大医科学研究所の中村祐輔教授(遺伝医学)らは、9~10個のアミノ酸が並ぶペプチドに注目。がん細胞の遺伝子解析で、食道がんやぼうこうがん、膵臓(すいぞう)がんなど、各がんに特有のペプチドを複数発見した。ペプチドをがん抗原として使うためペプチドワクチン療法と呼ぶ。ただしワクチンには白血球の型(HLA)などがあわないと使えない場合がある。

 中村教授は「ペプチドは化学合成によって大量に作ることができる。実際にペプチドに反応したリンパ球が活性化し、がん細胞を攻撃するのか評価できるため、科学的な裏付けも可能だ」と語る。

 ■大学、企業で臨床試験

 がんのペプチドワクチン療法は、全国で広がりつつある。中村教授は、06年に大学病院などで作るネットワークを発足させた。700人を超えるがん患者が登録され、各医療機関でこの治療が試みられている。

 和歌山県立医大が、再発したり、手術できないほど進行した膵臓がんの患者15人に、化学療法と併せてペプチドワクチンを投与したところ、4割以上が16カ月以上生存した。化学療法だけでは16カ月の生存率は1割未満だった。また、これまでの成績では、4割強はがんが変化しなかったが、2割弱にがんの縮小がみられた。

 民間企業も動き出した。ベンチャー企業のオンコセラピー・サイエンス(川崎市高津区)は、ペプチドワクチン「OTS102」の膵臓がんや胆のうがんへの効果などを調べる臨床試験を開始。製薬会社のメルクセローノ(東京都品川区)も、肺がんの一種で効果などを調べる臨床試験を始めた。

 08年、国の先端医療開発特区(スーパー特区)に、このがんペプチドワクチン療法が選ばれた。大学病院など61医療機関が参加。国とも情報共有し、迅速な創薬化を目指している。

 中村教授は「ペプチドワクチン療法は、作用の仕組みから、初期のがんや、手術後の再発予防により高い効果が期待できる。治療法のない多くのがん難民らも救うため、このワクチン療法を早期に実用化につなげたい」と語る。【河内敏康】

化学療法との併用以外に、漢方薬その他の代替療法との併用の治験もやってみてもらいたいと思う。

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