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2009年8月 7日 (金)

脳梗塞 夏は要注意

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リンク: 脳卒中:夏こそ注意 体内の水分量減少で脳梗塞の恐れ - 毎日jp(毎日新聞).

 寒い冬に発症すると思われがちな脳卒中だが、意外にも夏に発症する例は多い。特に脳の動脈が詰まることで発症する脳梗塞(こうそく)が要注意だ。大量の汗をかくことなどで体内の水分量が減少し、血液の粘度が増すことが原因と考えられ、水分補給の大切さなど専門医らは注意を呼びかけている。【高野聡】

 大阪市浪速区で「中山クリニック」を開業する中山博文院長の母(80)が倒れたのは02年6月の暑い日だった。夕方、2時間のウオーキングに汗を流し、帰宅後にワインを楽しんだところ、脱水を起こし、脚の静脈にできた血栓が脳に達し、脳梗塞を起こしたのだ。一命は取り留めたものの半身まひが残り車椅子生活を送る。「医者の私があの時水分補給を勧めていれば」と中山院長は悔やむ。

 ●脳出血を逆転

 脳卒中は、脳梗塞および▽脳内の細い血管が破れる脳出血▽脳内の太い血管のこぶが破裂して起こるくも膜下出血--の3種類に大別される。国内の脳卒中死亡は、かつて脳出血が大半を占めたが、近年、脳梗塞が主流を占めるようになった。厚生労働省の人口動態統計によると、1960年の調査では脳出血が約77%、脳梗塞は約13%だったが、05年の統計では、脳出血が約25%に対し、脳梗塞が約60%と逆転した。

 栄養状態の改善や住民健診の普及、降圧薬の進歩などにより、重症高血圧が減少して血管が破れにくくなり、脳出血が減少した。また、かつては寒い冬に、室温の低い風呂場やトイレを利用して脳出血が起こる例が多かったが、住宅事情も改善してきた。血管が破れにくくなった一方で、血管が詰まる脳梗塞対策が重要になった。

 ●酒類に利尿作用

 99年5月から翌年4月にかけて、厚生省(当時)研究班が全国156病院を対象に脳梗塞発症者数を調べたところ、季節ごとの患者数で最も多いのが夏(6~8月)の3292人。次いで秋(9~11月)3262人、冬(12~2月)3210人、春(3~5月)2896人だった。

 主任研究者を務めた山口武典・国立循環器病センター名誉総長は「高齢者の場合、体内の水分量が少なくなっても、のどの渇きとして認識しにくい。そのために血液の粘度が上昇し、血栓ができやすくなる」と説明する。

 このため山口名誉総長は「予防にはこまめな水分補給を」と呼びかける。大人の場合、1日に必要な水分量は約1・5リットル。食事などで補われる分を差し引いても、水やお茶、スポーツドリンクなど1リットル以上の水分を意識的に取る必要があるという。また中山院長は「夏かぜや下痢など、夏場に体調を崩して食事をぬくと、水分の摂取量が減る」と話す。

 同時に注意が必要なのが飲酒だ。「運動で汗を流した後のビールでのどを潤す」という人は多いが、アルコール類は利尿作用があり、むしろ体内の水分を減らす結果になる。「ゴルフ→サウナ→ビール、というのは最悪の循環」と中山院長は指摘する。

 ●冬は感染症予防

 山口名誉総長らの研究によると、脳梗塞の病状も季節による特徴がみられる。

 夏に多いのは動脈硬化を基盤とした脳梗塞だが、冬に多いのは心室房細動などで心臓にできた血栓が脳に達して起こる心原性脳塞栓症だ。「風邪などの呼吸器感染症のために血液を固めるフィブリノゲンの影響で血栓ができやすくなるのではないか」と推測する。

 山口名誉総長らは、97年に社団法人日本脳卒中協会(本部・大阪市阿倍野区)を設立し、毎年5月25~31日を「脳卒中週間」と定め、夏場の脳卒中予防を訴えている。また、同協会専務理事を務める中山院長は「高血圧の治療と禁煙で危険因子を避けることに加え、夏には脱水、冬には感染症を防ぐことが大切」と話している。

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 ■脳卒中予防10カ条(日本脳卒中協会作成)

 1、手始めに 高血圧から 治しましょう

 2、糖尿病 放っておいたら 悔い残る

 3、不整脈 見つかり次第 すぐ受診

 4、予防には タバコをやめる 意志を持て

 5、アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒

 6、高すぎる コレステロールも 見逃すな

 7、お食事の 塩分・脂肪 控えめに

 8、体力に 合った運動 続けよう

 9、万病の 引き金になる 太りすぎ

10、脳卒中 起きたらすぐに 病院へ

脳梗塞が増えたのは、降圧剤の使用基準が低くなったことが大きな要因という。
治療のガイドラインで降圧剤の使用の基準が2000年以前と今は、最大血圧で30ポイントくらい低くなっている。
血圧が上がるのは、全身に血液をいきわたらせる為に身体が反応している自然な現象。
無理に薬で下げれば、血管は破れにくくはなる一方、流れが悪くなり詰まりやすくなる。
さらに脳に流れる血液が減るのだから、当然の事として認知障害が起りやすくなってくる。

血圧が高くなった高齢者は、血管にサビやヘドロがたまって細くなったり、血液がどろどろになったりしているということ。
水分を補給せよというのは、ヘドロがたまって流れが悪くなった溝に水を流して流れをよくしようという発想。
姑息な手法といえそう。

ヘドロを除き流れをよくする働きがあるのが、漢方で駆瘀血薬といわれるくすり。

血液の流れを良くする植物性のものには、緑の野菜類、クマザサやクロレラなどがある。
この類は保険薬にはほとんどない。
青魚の油の成分EPA,DHAなどにも血流改善作用があり、保険収載の治療薬がある。

脱水は注意が必要だが、水分を摂りすぎれば今度は溢水という害が生じる。
漢方では水毒・水滞と表現する。

脳卒中の危険を指摘されたり、気になる人は、適切な気血水剤を含む漢方処方を保健薬的に服用してからだの歪を是正し、毎日の食事では、「日本人に合った食養生」を続けられることをおすすめします。

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