認知症,ALS」などの原因抑える物質を発見
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リンク: 「認知症」「ALS」などの原因抑える物質を発見 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).
筋肉が動かなくなる難病である筋萎縮性側索硬化症(ALS)や、若年性認知症の治療につながる物質を、東京都精神医学総合研究所の野中隆主席研究員らの研究グループが見つけた。11日からウィーンで開かれる国際アルツハイマー病学会で発表する。
これまでの研究で、ALSや若年性認知症を発症した患者の脳や脊髄には、TDP43と呼ばれるたんぱく質が異常を起こして蓄積していることがわかっており、これが細胞の死滅や病気発症の原因になると見られている。
研究チームは、人の神経細胞に異常なTDP43を作り出す遺伝子を組み込み、患者の細胞を再現。この細胞を使って、様々な薬の効果を確かめたところ、ロシアでアレルギーなどの治療に使われていた医薬品と、国内でも市販されている薬剤とを併用することで、細胞内に蓄積した異常たんぱく質を80%以上減らせることを突き止めた。
ALSは往年のメジャーリーガー、ルー・ゲーリッグ選手が発症したことで知られる難病で、治療法はまだ開発されていない。40~65歳で発症する若年性認知症も治療法がない。
野中主席研究員は「すでにある薬を使って、ALSなどの進行を大幅に抑えることができる可能性がある。早急に治療薬開発につなげたい」と話している。
(2009年7月12日 読売新聞)
ALSは、進行が速く、半数ほどが発症後3年から5年で呼吸筋麻痺により死亡する病気。
TDP45は、細胞の核内にのみ存在していて、RNAと結合しているタンパク質。
こちらのサイトに解説を見つけましたが専門外で理解をこえています。
既存の医薬品で効果があるというのは患者への早い応用が期待でき、この難病に苦しむ患者さんにとっては、明るい、朗報ですね。
ALSの漢方対応では、十全大補湯、補中益気湯などの虚証の補剤よく使われて、それなりの効果をあげてはいますが、劇的な効果は報告されていないようです。
認知症に関しては、当帰芍薬散、黄連解毒湯、抑肝散、駆瘀血剤類などが使われています。
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