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2009年7月17日 (金)

日本人平均寿命、女性は世界一、男性は4位

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リンク: asahi.com(朝日新聞社):日本人平均寿命、また延びた 女性は世界一をキープ - 医療・健康.

 08年の日本人の平均寿命は男性が79.29歳、女性は86.05歳で、前年をそれぞれ0.10歳、0.06歳上回り、3年連続で過去最高を更新した。厚生労働省によると、女性は24年続けて世界で最も長寿で、男性は4位だった。がん、心疾患、脳血管疾患の3大疾患による死亡率が下がった影響が、最も大きかった。

 厚労省が16日に発表した「簡易生命表」で分かった。男女の平均寿命は、インフルエンザが流行した05年を除き、00年以降延び続けている。08年がうるう年でなければ死亡率は下がり、男女とも平均寿命は推計でさらに0.03歳長くなっていたという。

 厚労省が把握している海外の最新データと比較すると、男性の平均寿命が最も長いのはアイスランドで79.6歳、スイスと香港が79.4歳で続いた。女性は日本に次ぐ香港が85.5歳、フランスが84.3歳だった。

 日本人が3大疾患により死亡する割合は、男性が約55%、女性が約52%。3大疾患による死亡がなくなったとすると、平均寿命は男性が87.39歳、女性は93.05歳まで延びるという。

 都道府県別の平均寿命については今回の簡易生命表では示していないが、厚労省は5年ごとに調査しており、次回は2010年の推計を発表する予定。

漢方の原典『黄帝内経素問』の上古天真論篇に漢方の基本的な考え方を述べている一文があります。
「其の道を知る者は、陰陽に法り、術数に和し、食欲に節あり、起居に常あり、妄りに労をなさず、故に能く形と神と倶にして尽き、其の天年を終り、百歳を渡りて乃ち去る」とあります。

これを現代のことばに直すと「大自然の法則をよく心得ている者は、天然自然の順序法則に順応し調和して自己の行動を律し、暴飲暴食をすることなく、日常の生活は常に変わらず、むやみに心身を過労して精力を消耗する様なことをしないため、肉体と精神が片ちんばにつきるようなことなく、両者とも同じようにつきて、天寿を終わり百歳をわたってこの世から姿を消せる」ということになります。

 人が健康に生きる基本条件としては、生活環境、気候風土と食物があげられます。
この三つの調和が破れた時に人は病気になるのですが、この破れた調和を天然・自然のもので補って修復しようというのが漢方であるということができます。

 漢方の理念(基本精神)を一言でいえば「自然との調和」ということになり、自然との調和を実践した生活を続ければ、不老不死までは望めないが、天命をまっとうし、百歳を越えて生きられ、静かに老衰してこの世を去れるということでもあります。

 注目すべきは「能く形と神と倶にして尽き(肉体と精神が片ちんばではなく同じようににつき)」ということばです。

現代の老齢化社会の困った問題は、頭(精神)は元気なのに体が動かない老人、また逆に体は元気なのに頭(精神)が働かない老人が多いことにあります。自然と調和した生活態度を持ち続け、医療にも漢方を多く取り入れることが21世紀の人間社会を幸せな社会にすることにつながると確信しています

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