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2009年6月17日 (水)

10代のタミフル制限継続 厚労省調査会

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リンク: asahi.com(朝日新聞社):10代のタミフル制限「継続を」 厚労省調査会が報告 - 医療・健康. 2009年6月16日22時25分

 インフルエンザ治療薬「タミフル」の安全性を検討してきた厚生労働省の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会(座長=松本和則・独協医大特任教授)は16日、服用と異常行動との因果関係は不明としながらも、10代への使用制限は「適当」とする報告をまとめた。

 これを受け、同省は今後も制限を続ける方針だが、現行と同様、副作用のリスクを考慮した上で重症化のリスクなどが高い場合、医師の判断で使うことはできる。

 調査会では、新型インフル対策についても触れ、どんな状況ならタミフルを使ってもいいのか、一般の人に専門家がわかりやすく助言する必要性も指摘した。

 調査会では、薬が脳に及ぼす影響や突然死との関連研究のほか、約1万人のインフル患者を対象に服用の影響を比較した厚労省研究班(班長=広田良夫・大阪市立大教授)などの研究結果を吟味した。

 広田班の研究報告については、事故につながる異常行動があった10代患者では、飲んだ人と飲まない人との間に統計的に差はなかったと結論づけた。

 異常行動との因果関係や突然死など、薬との関連性を示すデータは得られなかったが、さらに調査が必要となるものも多く、調査会では、服用の因果関係の有無の結論は出せなかった。

 しかも、使用制限が徹底された08年度以降、服用者の転落・飛び降り事故の報告はないことや、服用しなくてもインフル自体が異常行動を起こすことを示す研究もあることなどから、引き続き注意喚起が必要だとし、調査会は、「現状の使用制限を緩める必要はない」と判断した。

 厚労省では今後も、学会や専門家らの協力を得ながら、服用との因果関係について情報収集をする予定だ。(権敬淑)

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前回の廣田班の報告に異論を唱えている浜六郎先生の意見はこちら

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