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2009年6月16日 (火)

ミツバチ全国で不足 農業や生態系へも影響

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ミツバチの世界に訳がわからない大変なことが起っているようです。

中国産ミツバチ密輸 全国で不足 農業や生態系へも影響 - MSN産経ニュース

2009.6.16 14:40
国内で初めて発覚した中国産ミツバチの密輸。果物や野菜の受粉に欠かせない交配用ミツバチが昨年以降、全国で不足し、農業や生態系への影響を軽視できない事態が続いていることが背景にあるとも考えられる。ミツバチ不足は指定輸出国のオーストラリアで病気が発生し輸入停止になったことが一因とみられるが、個体数そのものが激減したと指摘する専門家もいる。需給バランスの悪化が「密輸」を助長させる恐れもあり、国は対策に乗り出した。

 帰巣本能があるミツバチは他のハチより扱いやすいとされ、ハウス栽培ではイチゴやスイカ、メロン、ナスなどミツバチ頼りの作物は多い。花粉が均等につかなければ結果的に形の悪い実が増えて商品価値の低下を招くため、人工受粉よりも重宝されている。

 ただ昨年から続く供給不足で、交配用ミツバチの仕入れ値が2倍近くまで高騰したケースもあり、大阪府内のハウス農家は「昨年は原油高で今年はミツバチ。負担は増すばかり」と頭を抱える。

 農水省の統計では、国内で飼育しているミツバチの群れの数は昨年1月時点で約17万3千群と前年比4・2%減。このうち交配用は約3万3千群で同14%減少した。

 国内のミツバチ不足の最大の原因とされているのが、卵を産む女王バチの輸入停止の影響だ。日本が輸入する女王バチは、9割以上がオーストラリア産だが、ミツバチ特有の伝染病「ノゼマ病」が同国内で広がり、一昨年秋から輸入がストップした。

 輸入実績の推移を見ると、年間1万群前後で推移してきたが、昨年の輸入量はゼロ。大手のミツバチ販売業者は「輸入停止で全国の2000戸以上の養蜂(ようほう)農家が打撃を受けたのでは」と推測する。

 「輸入ゼロ」のショックに加え、専門家が指摘するのは日本国内の働きバチの減少だ。ミツバチの多くは夏の繁殖期を北海道や東北地方で過ごすが、昨夏は一部地域で大量死が発生し、例年より2割以上減ったとの報告もあったという。

ミツバチ不足で7月に再調査へ 農水省-MSN産経ニュース

22009.6.15 19:29
農林水産省は15日、果物や野菜の受粉に使うミチバチの全国的な不足が、イチゴのハウス栽培が本格化する秋以降に再び深刻化する恐れがあるとして、都道府県ごとの需要量を再調査する方針を明らかにした。余裕がある地域から不足地域に融通する対策を続け、農家の需要に対応する。

 同日開いた「ミツバチの不足問題に関する有識者会議」の初会合で明らかにした。7月中に調査を始め、8月に結果を公表する予定。

 有識者会議に出席した栃木県のイチゴ農家は会合後「この春は養蜂(ようほう)家が補充してくれて乗り切ったが、秋からの不足を心配している」と話した。

 農水省が4月に発表した調査結果では、21都県で不足。その後、ミツバチを多く使うイチゴの栽培シーズンが終わり、不足感はいったん緩和されたという。

「淺川嘉富の世界」というサイトに、「ミツバチ大量失踪」の謎世界の農業危機 としてまとまっています。
http://www.y-asakawa.com/message/kinkyu-message12.htm

昨年の春から、アメリカの多くの州で突然ミツバチが姿を消してしま い、受粉に頼る野菜や果物を栽培している農家に大きな打撃を与えている現象。
ヨーロッパや我が国でも、同じ時期に同じ現象が広がっていることが確認され た。
ミツバチの大量失踪はアメリカの農業を根底から揺るがす大問題となっている。
ミツバチがいなくなってしまうと、多くのの野菜や果実を栽培できなくなってしまい、農家にとっては死活問題となってくる。

「蜂群崩壊症候群」(CCD)と名づけられた大量失踪の原因 として、次の2つをあげられている。
 ①  免疫力の低下による大量死
 ②  運動神経の麻痺による帰巣感覚の喪失

しかし納得できない点があると言う。

① 先ず、原因究明に当たった研究者があげている①~③の原因では、大量死か失踪かいずれにしろ、その死骸が全く発見されない理由を説明出来 ないからである。

② なぜ突然全米の80パーセントにも当たる大量のミツバチが、一斉に免疫力がなくなったり、帰巣本能を失ってしまったのかという疑問が残る。 大量失踪現象がアメリカ全土だけでなく、ヨーロッパの7ヶ国や日本など地球規模で同時に発生していることを考えるとなおさらである。

③ 除草剤や農薬説は一見説得力があるように思えるのだが、この説には致命的な問題点が存在している。
日本で大量失踪が発生した熊本県の椎葉村の養蜂家・那須久喜さん(73才)は、「 椎葉村周辺の農村ではハチに影響を与えるほどの強い消毒や農薬を一切使っていないから 、農薬説はまったく考えられません」と述べて いるからだ。

ここ数年来の異常気象の連発で、アメリカの多くの農家がSOSを発信し始めている。中でも中西部は大洪水と干ばつでトウモロコシの栽培は危機的状況に 置かれている。こうした自然災害的危機に加えて、野菜や果物の受粉栽培が不可能になれば、農業の危機は間違いなくやってくる。

と警告しています。

ハチミツは、我々が提唱する「健康食三種の神器」一つ。
この生産量が激減するれば、人の健康にもかかわる大事につながります。

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