親の怠惰で児童が肥満 不規則な生活、手抜き食事
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【こども】親の怠惰で児童が肥満 不規則な生活、手抜き食事…改善を (1/2ページ) - MSN産経ニュース.
小学生の肥満が増えている背景に、親自身の生活習慣の乱れが原因となっている実態がある。みそ汁や骨付きの魚が食卓に上る機会がほとんどないなど食事に手を抜いたり、夜遅くまでテレビを見ていて朝起きられない大人の怠惰な生活態度が、子供の成長に影響を及ぼしている。まずは、親自身が規則正しい生活を取り戻すことが急務だ。(中島幸恵)
朝食は菓子パン
新学期が始まって間もない4月下旬、千葉県内の小学校で身体検査を担当していた養護教諭(56)は、ある変化に気付いた。6学年各3クラスの約2割の児童に肥満が目立つ。
平均体重より10キロ近く多い37キロの3年生の女児(9)に養護教諭が家でどのような食事をしているか聞いたところ、「ご飯は味がないから(菓子)パンをよく食べる。お母さんも私もみそ汁のにおいが嫌いなので飲まない。骨付きの魚が食卓に出されたことは一度もない」と返ってきた。
女児によると、家族4人で夜遅くまでテレビを見たりゲームをしたりすることが多く、母親は朝起きることができない。女児は朝食を抜きがちで、パンや冷凍食品で済ませているという。養護教諭は「親として暮らしの基本ができていない大人が増えた」と嘆く。
だらだら食べ
「肥満児の多くは親の生活習慣を受け継いでいる。まずは親自身が生活習慣を根本から見直し、家族みんなで改善に取り組みながら子供の成長をサポートすることが大切」
こう話すのは、ベストセラー「やせないのには理由(わけ)がある」で知られる大川クリニック(東京・池袋)の大川隆裕院長。大川院長は「子供の肥満の原因は親にも責任がある」として、食事内容や生活習慣の見直しを指導している。
何となく夜遅くまでテレビを見ていて、朝起きられない。みそ汁や骨の付いた魚が食卓に上らない。市販の総菜や加工食品で済ませたり、堅いものをよくかんで食べさせたりすることをしない。「ストレス解消」と言い訳して、だらだらと食べ物を口にするなど親自身が怠惰な生活をしていないだろうか。
大川院長は「早起きして1日3食、和食を中心にバランスよく食べることに尽きる」と言い切る。そして、「家族みんなで食卓を囲み、休日も早起きして体を動かすなど率先して取り組んでほしい」とアドバイスする。
男女とも1割近くが肥満
文部科学省の平成20年度学校保健統計調査によると、肥満児の出現率は男子が9~17歳で10パーセントを超え、女子は10~13歳で10パーセント近くに上る。
肥満化傾向にある子供は将来、糖尿病などの生活習慣病の予備軍ともいわれる。しかし、内臓脂肪型肥満も多く、見た目には分かりにくい、いわゆる「隠れ肥満」のケースもあることから、関係者の間では「実態より深刻ではないか」との指摘もある。
家庭の食卓に関しては、長年にわたり調査している岩村暢子さんの興味深い報告があるのをご存知でしょうか。
次回のエントリーで書きます。
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