厚労省研究班がタミフル、異常行動「否定できず」
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厚労省研究班がタミフル、異常行動「否定できず」 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
否定できないという表現をしているのは、因果関係があるとする傾向の強い結果が出ているということでしょう。
10代再開に影響
インフルエンザ治療薬タミフルを服薬した10歳以上の子どもは、服薬しなかった子どもに比べ、飛び降りなどの深刻な異常行動をとるリスクが1・54倍高いという分析結果が18日、厚生労働省研究班(班長=広田良夫・大阪市大教授)の最終報告書で明らかになった。
「タミフルとの因果関係は否定できず、深刻な異常行動に絞った新たな研究を実施すべきだ」と指摘しており、現在は原則中止している10歳代への使用再開は難しくなってきた。
最終報告書は近く、厚労省薬事・食品衛生審議会安全対策調査会に報告される。別の検証作業では、「関連は見つからなかった」とする結論が出されており、同調査会では10歳代への使用をいつ再開するかが最大の焦点だった。
研究は、2006年度からインフルエンザと診断された18歳未満の患者約1万人を集め、解析した。このうち、急に走り出すなどして死亡やけがに結びついた深刻な異常行動に限定して調べたところ、服薬した場合、リスクが1・25倍高くなった。特に注意喚起の対象となっている10歳以上の場合、リスクは1・54倍になった。
一方、うわごとを言うなど軽症のものも含めた異常行動を起こす全体のリスクは、飲まなかった場合に比べて0・62倍と低かった。.
〔解説〕タミフル、服薬リスクの検証必要
タミフル服薬と異常行動との関連を指摘した厚生労働省研究班の最終報告書は、10歳代への使用再開の是非を検討してきた同省の結論に大きな影響を与えそうだ。
これまで、別の研究班による動物実験や、規模の小さい解析では、いずれも「関連性は見つからなかった」という結論が出ていた。同省は、今回の最終報告書の結論を待って、使用再開の時期を決める方針だった。
今回の結果は、分析した深刻な異常行動の症例数が少ないため、まだ確実なデータとは言えない。ただ、リスクが指摘された以上、真剣に受けとめ、リスクが本当にあるのかどうか、きちんと検証する必要がある。
何しろ、子どもの生命にかかわる問題だ。死亡した子どもや家族の思いに応えるためにも、拙速に結論を出すのではなく、誠実に科学データを積み重ね、慎重に議論していく姿勢が必要だ。(科学部 本間雅江)
(2009年4月19日 読売新聞)
「拙速に結論を出すのでなく」は、「安全宣言を拙速に出すな」「危険宣言をためらうな」でありましょう。
初期に麻黄湯を使えば、タミフル以上に効果があることをドクターが書いています。
製造メーカーの経営者にラムズフェルド元国防長官いて、その圧力が日本にあるとかないとか、
この問題を検証するドクターの初期のメンバーの中に、タミフル製造メーカーから研究費をもらっていたとか、
色々変なことがある問題です。
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