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2009年4月11日 (土)

<エストロゲン>血流増え記憶や学習能力改善に効果…理研

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<エストロゲン>血流増え記憶や学習能力改善に効果…理研(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 女性ホルモンのエストロゲンに、脳の血管を広げて血流を増やし、記憶や学習の能力を改善させる効果があることを、理化学研究所(理研)がマウス実験で発見した。老化に伴い、血流が減って起こる記憶障害の予防や治療薬の開発につながる成果で、10日付の米科学誌プロス・ワンに発表した。

 研究チームは、遺伝子操作で慢性的に脳の血流量が減少するマウスを作った。すると、エストロゲンを分泌する卵巣を切除した雌と雄だけ、神経細胞の周囲にあるアストロサイトという細胞が膨張して、神経細胞同士のつながりを邪魔し、記憶障害が起きた。

 また、遺伝子操作で血流が減った雄に、正常な雌の分泌量と同程度のエストロゲンを投与すると、脳の血管が拡張して血流が回復し、神経細胞のつながりが正常に戻った。さらに迷路を使った実験で記憶や学習の能力が回復したことを確認した。

 ただし、エストロゲンには女性化や乳がん発症の危険性を高める作用があり、そのままでは薬として使えない。理研の山田真久ユニットリーダー(神経生物学)は「アストロサイトの膨張を防ぐ薬を開発できれば、脳機能の改善に役立つのではないか」と話す。(4月10日20時29分配信 毎日新聞)

血流を改善することで自然治癒力を増進して病気を治そうというのが漢方医学の原則の一つ。
病因論的気血水論という理論があって、病症を気滞症・血滞症・水滞症に分類する。
血滞症は、炎症・うっ血・充血・出血・等の血行障害、心臓・肝臓の異常、瘀血・便秘等の総称。
血滞症を改善する漢方薬を血剤と呼ぶ。
血流を改善する薬物は血剤になる。
血剤は、寒性の血剤、温性の血剤、柴胡剤、駆瘀血剤と分類されていて、きめ細かい使用法が確立されている。

温性の血剤は末梢や脳の血流を良くする作用がある。
寒性の血剤や柴胡剤は頭に血がのぼって充血した脳を冷ます作用がある。
3月6日の記事「アルツハイマーには漢方!」にある抑肝散は、そういった血剤と、血中に水を供給して血液の流れを良くする水剤の組合せ。

それらの漢方薬でエストロゲンと同様の実験をやれば新しい発見がきっとありそう・・・。

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