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2009年3月 7日 (土)

辛味の食能(再掲 2009/2/12)

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
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五味の食能の四つ目は、辛い食べ物の役割について。

 からい味で発散作用と体を温める作用があり、肺・大腸によい。

  ┌温…酒・紫蘇・にら・芥子・生姜
辛┼平…さといも・ねぎ
  └寒…ずいき・

近代薬学では、桂皮、茴香、月桂葉、紫蘇葉、などを芳香性健胃整腸剤と呼び、芥子、胡椒、山椒、蕃椒、生姜などは、辛味性健胃整腸剤と呼んでいます。日本では、これらを薬味とよんで常用してきました。

香辛料は、蛋白質の消化吸収に不可欠の食品で洋の東西を問わず調理に欠かせない食品です。ことに肉食には必須の調味料で、欧米では一般家庭で40~50種のスパイスを常備しています。

一方日本の家庭にはせいぜい4~5種の薬味しか常備していないのが実情で、肉を食べなかった江戸時代以前の食習慣のままです。

日本食と中国・欧米の料理を比較すると、日本食は魚介を加えた菜食・米食(粒食)が主食ですが、中国料理や洋食は牛・羊・豚などの大動物の肉食と小麦(粉食)が主食になっている違いの他に、島国と大陸との環境・気候の相違から、鹹(塩からい)味と辛味(香辛料・薬味)の摂取量にも相違があります。

明治時代までの日本食では、塩分は多め、辛味は少なめで、欧米食や中国食では反対に、塩分は少なめ、辛味は多めです。

今日欧米風にビ-ルや清涼飲料水を多飲し、米食・菜食して多湿の日本で生活する限りでは、塩分は多い目にとり、欧米風・中国風に肉類を多食するのなら、辛味も多い目にとるのが食養生の原則です。

香辛料(日本名は薬味)の役割

役割(薬効) 実例
消化を助け胃腸の機能の負担を軽くする

消化に時間のかかる食品に用いる : 天ぷら(大根おろし・根しょうが)。さんま(大根おろし)。かばやき(粉さんしょう)。トンカツ(ねり辛子)。ホルモン焼(とがらし・にんにく)。焼き鳥(七味・さんしょう)。
水っぽいもの、噛まずに食べるものに用いる : うどん(七味・ネギ)。そば(ワサビ・ネギ)。冷奴(ショウガ・ネギ)。お茶漬(ワサビ・ミツバ)。ラーメン(コショウ・ニンニク)。鍋物(ポン酢・粉サンショウ・もみじおろし・ワケギ・春菊)

体内の血流を促進して冷えを除く 酒(飲んべえを辛党と言い、薬味の王者とする)。トウガラシ(凍傷に用い、白菜漬物、茄子漬けに用いる)。冬の鍋物。寒い日のウドン。おでんのとき辛子。冷える茄子のシギ焼(根ショウガ)
皮膚からの発刊発散を活発にする 風邪の初期に汗をとる 卵酒(酒と根ショウガと卵)。ネギ湯(白ネギと根ショウガとみそ)。インドやタイ国のお国料理(発汗を良くする事により暑さに耐える)。うどん、ラーメンは薬味が加わる故に汗が出る
腐敗を防ぎかつ殺菌効果を有す 刺し身を千本大根にのせ、シソの葉にのせる日本人の知恵。昔からワサビは蕁麻疹の薬であった。魚を松葉やしょうがの葉にのせたり包んだりしてきた。明太子は冷蔵不要。肉類の保存にコショウをふりかけると日保ちがよい。
便通を正常化する かって日本人は漬物に多くのトウガラシやカラシを加えて漬け込み、さらに七味などを加えて食べていた時代には老人性便秘や弛緩性便秘はみられなかった。朝鮮の人達はいう「日本の医者はウソつきだ。痔になっら辛いものを止めよと云うからだ。わが国ではキムチを毎日ドンブリ一杯食べよと云う。3日で治るものだから」と。辛党(酒飲み)には便秘はいない。
心を安らげストレスを解消する 全身の血行をよくする故に頭に血がのぼるのを解消する。酒は心をリラックスさせ、ミョウガに至っては食べ過ぎれば物忘れしやすいので別名バカとも呼ぶ。中国人やインド人の穏健な性格も香辛料の常用による。ハッカやシソはストレス性頭痛によく効くという民間療法は体験に基づくもの。

五味調和、五味の食能に関するエントリーは、日中医薬研究会創設者・渡邉武博士の著作・講演を引用しています。
辛味の役割の表は、日中医薬研究会・落合富雄先生制作のものです。

ただ今、ご希望の方に栄養スパイス蘭香10パック入り(680円の品)をプレゼントしています。
おすすめする理由をお解かりいただけるかと思い、再掲しました。

初めての方、ぜひ蘭香をおためしください。

数に限りがありますので、お早めにお申し出ください。

来店できない方は、こちらから、info@masaki-ph.com

または、マサキ薬局ホームページから(こちらからの方がベター)。
http://masaki-ph.com/contact.html

メール便でお送りします。

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