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2009年3月21日 (土)

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
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昨日紹介した補中益気湯はこんな漢方処方です。

〔処方構成〕
気剤  生姜(しょうきょう・辛温) 陳皮(ちんぴ・辛温)
血剤  当帰(とうき・甘温) 柴胡(さいこ・苦平) 升麻(しょうま・苦微寒)
水剤  朮(じゅつ・苦温) 黄耆(おうぎ・甘微温) 人参(にんじん・甘微寒)
脾胃剤  甘草(かんぞう・甘平) 大棗(たいそう・甘平)

〔適応症〕
体力中等以下の疲労倦怠感のあるもの
虚弱体質、腺病質、貧血症、低血圧症、夏やせ、病後の衰弱、盗汗、痔疾、胃腸虚弱

〔目標症状〕
微熱があったり寝汗がある
胸脇苦満がある
胃がつかえ、白苔があり、食欲不振
言語や眼勢に力が無く疲労倦怠感がある

文字どおり、中(ちゅう・おなか)を補い、気(き・元気)を益す(ます)くすり。
胃腸虚弱を治す四君子湯という処方(人参・朮・茯苓・甘草・大棗・生姜)が中心になっており、補剤の王者とされ別名医王湯と呼ばれる。
人参・朮は胃内停水、心下痞を主治し、胃腸虚弱を回復させる。
黄耆は自汗やねあせを治す。
当帰は補血、滋潤の効があり、血液を全身によくめくらし温める。
柴胡、升麻は解熱の効果があり元気の沈滞を引き立てる。

従ってこのくすりは、体力消耗、虚弱体質、胃腸虚弱に加え、手足の倦怠感、言語の軽微、眼の勢いの衰え、口中白沫等の等の症状がある色々な疾患に用いられる。
癌の治療に併用して、抗がん剤や放射線の副作用が軽減されるのでよろこばれる。

緊張低下した筋肉を元気にするので、胃アトニー、胃拡張、遊走腎、脱肛、さらに子宮脱などにも効果がある。

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