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2009年3月16日 (月)

BSE全頭検査「やめられぬ」 全自治体、自腹で継続へ

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リンク: asahi.com(朝日新聞社):BSE全頭検査「やめられぬ」 全自治体、自腹で継続へ - 食と料理. (2009年3月13日)

 国が昨夏から補助金を打ち切った生後20カ月以下の国産牛に対する牛海綿状脳症(BSE)検査について、牛を扱う食肉衛生検査所を持つ44都道府県と33市の計77自治体がすべて、新年度も独自財源で検査を続けることが、13日わかった。多くは検査をやめても安全性に問題はないと考えていたが、消費者の「安心」を重視。「単独ではやめられない」とした。

 都道府県には科学者や業者などでつくる任意団体「食の信頼向上をめざす会」(会長=唐木英明・東大名誉教授)がアンケートし、結果を13日発表した。33市には朝日新聞が問い合わせた。

 都道府県が答えた検査継続の理由(複数回答)は、「消費者が求めている」が35件と最も多く、「他の自治体と違う判断は難しい」(18件)などが続いた。

 33市からの聞き取りでも、32市が「消費者の安心のため継続する」と回答。その多くは「20カ月以下の検査をやめても安全性に問題はないと思っている」としたが、「他の自治体がやめない以上、単独で廃止できない」と答えた。安全性に問題がないことは「国がまずきちんと国民に説明するべきだ」(福島県郡山市)などと要望が相次いだ。

 国は昨年7月末まで20カ月以下の検査費も全額補助。07年度は1億4千万円かかった。だが飼料規制や脳や脊椎(せきつい)などの除去が徹底されていれば、検査をやめても感染リスクは極めて低いと食品安全委員会が判断したのを受け、補助金をやめた。

 唐木会長は「国が要らないと判断した検査に独自財源を投入するなら、自治体にも説明責任はある。全自治体で連携し、一斉に検査をやめたり、メディアや国を巻き込んで国民の誤解を解いたりする努力をするべきだ」と指摘する。

漢方なブログでは08/09/2508/09/29に、BSE関連のエントリーをたてています。

08/09/25

全頭検査していればBSE感染牛は全て判別できるものと解釈していましたが、病原体が少ない間は、検査で検出できないと知りました。
検査の精度は意外に低いのです。
全頭検査を実施しているのは、世界中で日本だけと聞きます。

BSEの毒は、フグの毒とおなじで、危険部位の卵巣、肝臓などを除去すれば、フグが安全に食べられるように、BSEの牛も危険部位の、脳、脊髄、脊柱などを除去すれば安全ということです。

牛を解体するときに、病原体が拡散する危険がないのかと思いますが、病原体は神経だけに存在し、解体で病原体が飛び散って健全な部分が汚染されることはないといいます。

アメリカ産牛肉輸入問題で騒動を起こしているお隣韓国でも、全頭検査をしていないし、その要求もないそうです。

何故日本だけは、無意味で無駄な全頭検査をしているのでしょうか。

2008/09/29

この国庫補助が今年の7月31日で終了し、その後を、どうするのか国と都道府県の綱引きが続いたが、結局、全都道府県が独自予算で継続することになっています。
この措置は、世界では非常識と不思議がられているといいます。

結局、全頭検査=安全という誤解を利用して、国民を安心させておこうという選択をしているのではないでしょうか。

代議士は自分の地盤の牛肉の販売が有利になる状況をつくろうとし、自治体も自分の県の畜産が不利になることを恐れるからなのでしょう。
自分が先陣を切ることを躊躇している、どこかが決断してくれるのを待っていたというのが実情のようです。
それにしては、意味のない安心料として莫大な経費を使ってきたものです。

まだ続けるんですね・・・?

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