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2009年3月25日 (水)

葉酸サプリメントが前立腺癌(がん)のリスクを高める

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葉酸サプリメントが前立腺癌(がん)のリスクを高める ニュース - Yahoo!ヘルスケア.

葉酸サプリメント(栄養補助食品)を摂取した男性は摂取しなかった男性に比べて、前立腺癌(がん)のリスクが2倍以上高いことが、10年間の研究によって明らかにされた。ただし、サプリメントではなく食事により葉酸塩(folate)を適量摂取していた男性では、前立腺癌の発症率がやや低かったという。

研究著者である米南カリフォルニア大学予防医学助教授のJan Figueiredo氏は「適量の葉酸塩は有益かもしれないが、過剰な葉酸塩は必ずしも有益でないと思われる」と述べている。同氏らは今回、男性643人を対象に、10年あまりの追跡調査を実施した。葉酸塩は緑色の葉野菜に含まれる基本栄養素であり、葉酸はその合成型。

研究の結果、前立腺癌リスクの推定値は、1日あたり1gの葉酸サプリメントを摂取した男性では9.7%、プラセボを摂取した男性では3.3%であった。研究結果は、米国立癌研究所誌「Journal of the National Cancer Institute」3月10日号に掲載された。

Figueiredo氏は「葉酸塩は細胞の増殖や分裂に重要な役割を果たし、癌細胞は葉酸受容体の効率を高めようとする。合成型である葉酸のほうが、バイオアベイラビリティbioavailability(生物学的利用能※生体内での利用効率)が高く、細胞内での有効量が自然源から得られるものよりも多い」という。

食事性の葉酸は、穀類やその他の穀物製品に含まれ、米国では中枢神経系の発達に影響を及ぼす先天性欠損の低減のため、米国食品医薬品局(FDA)が1996年以降、これら食品の葉酸強化を求めてきた。同氏は「強化以来、それらの食品から摂取される葉酸塩の量がおそらく必要以上になった」と述べている。(2009年3月10日/HealthDayNews)

葉酸については、独立行政法人 国立健康・栄養研究所のサイトに詳しい。

葉酸の食事摂取基準(μg/日)は、成人男女とも、
推奨量:240μg   上限量:1000μg となっている。
上限量とは、過剰摂取による健康障害を起こさない安全とされる最大量を意味する。

通常の摂取量は、200μgであるので、上の報告のように1日1gもの大量を摂取しているというのは理解に苦しむ。
1㎎(1000μg)の間違いなら納得できるが。

葉酸はDNAやアミノ酸の合成に関与していて、免疫に関係している。
抗リウマチ薬のメトトレキサート製剤(リウマトレックス)は免疫抑制剤なわけだが、葉酸拮抗作用からその効果が生まれている。
従って、リウマトレックスを服用している人は、葉酸の摂取しすぎると薬の効果を減殺することになるので気をつけなければならない。
薬の免疫抑制効果が強過ぎて、副作用が出現するようなときは、葉酸製剤を服用してコントロールする。
この使い方はアクセルとブレーキを同時に踏みながら加減するような感じ。

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