新型インフルエンザ対策行動計画
ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
2月17日、政府は新型インフルエンザ対策ガイドラインを改定しました。
asahi.comでは、
新型インフルエンザの感染拡大を防ぐため、政府は17日、対策の礎となる行動計画を改訂した。海外で発生した場合にウイルスの国内流入は避けられないという前提に立ち、感染拡大の阻止や社会経済の破綻(はたん)防止を、基本方針として初めて明確に記した。
行動計画の改訂は07年10月以来、4回目。海外で新型インフルが発生した段階から始まる政府内の連絡体制などを詳細に規定した「対処要領」も公表。各省庁が内閣危機管理官に情報を一元化させるとした。また、現在の「未発生期」から国内発生、感染拡大期などを経て「小康期」までの各段階ごとに国と都道府県、市町村が担うべき役割も新たに整理し直した。
と伝えています。
厚生労働省のサイトで全文が読めます。
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/kettei/090217keikaku.pdf
児童向けのサイトでも、こんな風に紹介しています。
アサヒ・コムきっず:新型インフル「対策行動計画」 - 最新ニュース - 読もう
2009年2月19日付 朝日小学生新聞
新型インフルエンザ対策として政府は17日、国内での流行のスピードをおそくしたり、健康被害を小さくしたりする「対策行動計画」を決めました。海外で新型インフルエンザが発生すれば、「国内侵入を完全に防ぐことはほぼ不可能」とはっきり認めているのが特徴です。
学校は、その都道府県で1人でも患者が出たら原則として臨時休校。患者が出ていなくても、感染者のいる地域と通学などで人の行き来が多い場合など、状況によっては都道府県が休校の指示を出すよう求めています。
ほかの病気があるなど体の弱い人は、かかりつけのお医者さんに電話で診察してもらい、薬局で薬を受け取るのに必要な書面(処方箋)をファクスで送ってもらうことも認めました。「ぜんそくのある小学生ら、いろいろな事情の人が当てはまります」と厚生労働省の対策推進室。
提供:朝日学生新聞社
行動計画の原文では、
・ 発熱外来を受診した後、自宅で療養する新型インフルエンザの患者に対し、診察した医師が電話による診療により新型インフルエンザの症状の確認ができた場合、ファクシミリ等による抗インフルエンザウイルス薬等の処方せんの発行を行い、薬局はその処方せんを応需する。
・ 新型インフルエンザ以外の疾患のため医療機関を受診した後、自宅で療養する患者に対し、診察した医師が電話による診療により当該疾患について診断ができた場合、ファクシミリ等による当該疾患に係る医薬品の処方せんの発行を行い、薬局はその処方せんを応需する。
となっています。
つまり、お医者さんに受診しなくても電話のやり取りだけで、薬局で薬をもらえるという便宜がはかれるという、一種の規制緩和という事です。
一方で、医薬品のネット販売を禁止するという、おかしな規制が行われようとしています。
医薬品ネット販売検討会スタート 三木谷楽天社長が猛反論
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090224/325407/
伝統薬の業界も猛反発しています。
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200902060048.html
どれだけ安全性が向上し、だれがどんな得をするのでしょうか。
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