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2009年1月14日 (水)

小腸内視鏡(4)消化管出血

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

kiyohikoが小腸内視鏡検査を受けるに至ったわけのお話しです。

10月11日の土曜日午前7時半頃のことです。
いつものように便意を催しトイレに座りました。
軟らかめの便が排泄されるのを感じた後、突然水瀉性の下痢が出て行く感じがしたのです。
しばらくして何か気になるので立ち上がって便器をのぞき込みました。

なんと便器には大量の深紅の液がたまってっているではありませんか。
下痢ではなく下血だったのです。
量的には200cc近くあったような気がします。

痛みや不快感は肛門部にも下腹にも全くありません。
むしろ排便後の爽快感すらあるのです。

そういえば10年位前に似たようなことがあったのを思い出しました。
そのときは一度の下血をしただけで、続いて起こることはありませんでした。
その時は、気付いていなかった内痔核が破けて出血したのだろうと解釈して気にもしていませんでした。
その出血の時より後に大腸の検査をしていますが、問題なしでした。

今回も一回だけで収まるのだろうと全然心配することもなくトイレから出たのです。

それから1時間ほど経つとまた便意を催しました。
トイレに行くと今度もまた下血です。
一度の下血で鎮まってはくれませんでした。

こういうケースで止血目的で使う漢方薬は、黄連解毒湯のような苦寒血剤、芎帰膠艾湯、うっ血があれば駆お血剤類、田七などが考えられます。

そういうものを服んで仕事を始めたのですが、1、2時間すると下血します。
これから出血が止まったとしても精密な検査を受けておく必要があると感じ、近くの病院を探し始めたのは12時をまわったころでした。
幸い土曜日の午後に外来を開いている病院が近くにあったので受診しました。
丁度連休にかかるので、休み明けまで検査はできない。
入院して待つことになりました。

大慌てで仕掛かりの仕事を整理、引継ぎ、入院です。
傷んだ消化管を休ませなければなりませんから、絶食、水も飲まず点滴で栄養・水分補給です。

入院直後に一度下血したのが最後で、大量の出血は止まってくれました。
初診での直腸指診などで痔の出血ではない、直腸に腫瘍はみられない。
血液が鮮血なので肛門に近い部分からの出血と考えられ、大腸の病変が疑われたようです。

入院から三日目の連休明けに大腸のX線検査・注腸をすることになりました。
傷があるところに造影剤にバリウムを使うのは危険があるので、刺激の少ないガストログラフィンという造影剤を使用しました。

結果、画像からは気になっていた腫瘍は見られない。
小さなポリープがあるが出血に無関係。
上行結腸に憩室が数個あるので、そこから出血した可能性が高い。
という診断結果。

内視鏡による精密な検査を希望したが、この病院は今担当の医師が不在で大腸の内視鏡検査はできないということなので、転院の希望を申し出て承諾をもらいました。

出血が止まったことの確認は、便の状態以外に貧血の検査が重要です。
毎日検査して貧血が進んでいれば出血が続いている、貧血が改善していれば出血は止まっているとみなせます。

kiyohikoのデータは、
               赤血球   ヘモグロビン
10月11日(入院直後)  500万     14.7
10月15日          370万     11.2
10月16日          392万     11.4

相当の失血があったことが数字に出ています。
15日より16日の貧血の程度は改善しており、15日に出血は止まっているとみなせます。

という事で16日に転院となりました。

つづく

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