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2009年1月16日 (金)

小腸内視鏡(5)消化管出血

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

検査入院顛末のつづきです。

地元の病院を退院したのがお昼前、一旦自宅へ戻り仕度をしてすぐ転院先の病院へ向かいます。
転院先は、40年来の付き合いの、野口医学研究所の浅野理事長が心配して紹介してくれた病院で、財団の車で送迎してもらうという至れり尽くせりのお世話になりました。
着いたところは浩生会スズキ病院。
練馬区の中核病院的な清潔感あふれる病院です。
当日は初期のお決まりのコース、X線、心電図、採血と腹部CTの検査。
翌17日、目的の大腸内視鏡の検査となりました。
朝から腸管洗浄液を服用し、1時半から検査開始です。
この病院の内視鏡検査は、静脈麻酔を使って行われます。

病院のサイトでは、

スズキ病院では、昭和55年(1980)より、総ての胃カメラ、大腸カメラの内視鏡検査が静脈麻酔を使って行われており、今年で25年となります。
この麻酔はうとうとと寝ている間、話しかけると理解し正しく反応できます。但、検査中のことは覚えていないため、一度受けられると、その後は安心して検査を受けられる利点があります。
検査終了後は、リバースと言いますが、拮抗薬を使って直ぐに目覚めることができます。最近、10年間は、年平均、胃カメラが2700件、大腸カメラが1180件を行っています。

とあります。

優れた技術の院長の手で、気持ちよく眠っている間に検査は進行し、目覚めたのは検査台のベッドからストレッチャーに移されるときでした。
とてもとても楽な検査でした。
こんな楽な検査なら頻繁にやることになっても全然苦になりません。

問題の検査結果ですが、
大腸に腫瘍は認められない。
ポリープも問題ない。
憩室があるが、そこからの出血の形跡はない。
という事で、大腸に問題は見つからないということなのです。

大腸カメラは、盲腸の部位辺りまで届きます。
そこから小腸の末端部分が15cmくらいが映ります。
そこには病変が見られるというのです。
えのき茸のような形をしたポリープ、炎症性の腫れ、潰瘍の痕と思われるようなものが映っていたのです。
この画像は手許にあるのですが、門外漢にはグロテスクに感じられると思うのでアップしません。

ここより先は大腸カメラでは入れません。
この先の小腸がどうなっているかは、小腸内視鏡を使わなければ検査することは不可能ということです。

翌日、翌々日は土日で治療はなく、月曜日の10月20日に胃の内視鏡検査を実施。
これも静脈麻酔下での検査。
開始と同時に心地よい眠りに落ち、目覚めたときは検査終了という楽なことこの上ない検査でありました。
胃にも出血の要因になる病変は見当たりませんでした。

結局、小腸を精査しなければ診断が確定しないということになります。

さきのエントリーにあるように小腸の検査は、近年開発され普及し始めた小腸内視鏡で検査をすることになります。
小腸内視鏡を駆使できる病院は日本でもいくつもありません、まだ限られています。
その一つが日本医科大学第三内科です。
スズキ病院院長の鈴木先生は日本医大のOBで、その関係があってでしょう、日本医大で小腸内視鏡の検査をしてもらえることになったのです。

つづく

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