小腸内視鏡(1)
ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。
昨年11月の終わりに珍しい検査の経験をしました。
小腸の内視鏡検査を日本医大病院で受けたのです。
カプセル内視鏡とダブルバルーン内視鏡の2種類の検査でした。
従来小腸には疾患が少ないとされてきました。
たしかに、胃や大腸に比べると小腸癌をはじめ、小腸の病気はあまり聞かないように思います。
小腸は胃・十二指腸と大腸の間にある消化管で、長さは6mくらいもあり、くねくねと蛇行しています。
そのため胃カメラや大腸カメラの方式では小腸を内視鏡で見る事は不可能だったのです。
小腸を検査できる内視鏡が開発されたのは5、6年前のことで、2003年にフジノン東芝ESシステムのダブルバルーン内視鏡で、また、オリンパスがカプセル内視鏡を発売しています。
ダブルバルーン内視鏡
カプセル内視鏡
これらの小腸内視鏡で小腸を実際に観察することができるようになって、それまでは診断できなかったような疾患や小腸病変が続々と見つかるようになったそうです。
ちなみにカプセル内視鏡が健康保険適用になったのは2007年10月ですから、1年2ヶ月前のことです。
主に検査の対象となるのは、
消化管からの出血があり、その原因がわからない患者。
小腸からの明らかな出血がある患者。
他の検査の結果、次のような小腸の病気の可能性がある患者。
クローン病、びらん・潰瘍、ポリープ、炎症、憩室、血管性病変、
狭窄、吸収不良症候群、蛋白漏出性胃腸症
小腸内の異物除去が必要な患者。
ということです。
kiyohikoが該当したのは、「消化管からの出血がありその原因がわからない」と「小腸に炎症、びらん・潰瘍の可能性がある」ということでした。
つづく
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