« 高齢者のけが、住宅内63% | トップページ | がん生存率HPで公表、全国19病院(読売新聞) »

2008年10月 2日 (木)

鳥インフルエンザの特効薬・週刊現代・10.11

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

世界が待っていたスクープ??

週刊現代10.11号、医療ジャーナリスト・田辺功氏の報告です。
http://kodansha.cplaza.ne.jp/wgendai/article/080929/top_05_01.html

日本の感染症研究の権威・根路銘国昭氏がついに発見。
「治療薬が一切ない」状況から一転、センダンの葉の粉末5㎎で50万個のウイルスが死滅。

とあります。
根路銘氏は、国立感染症研究所呼吸器ウイルス研究室長を努めた人。
現在は名護市の民間研究機関『㈲生物資源研究所』の所長。

といっても、内服薬や注射薬ではありません。
画期的な植物成分の消毒薬が見つかったという内容です。

沖縄に自生する、センダン科の落葉高木センダン。
葉を水で煎じたエキス、乾燥した葉の粉末、幹を削った粉(おがくず)のどれもが強力なウイルス死滅効果を持っていた。
スペイン風邪と同系統のウイルスだと、センダンの葉を煎じたエキスを4000倍に薄めても、ウイルスの増殖をかなり抑えられることがわかった。人に感染するA香港型とH5型鳥インフルエンザなら1000~2000倍に薄めた濃度でも同じ効果があった。

粉末状にした葉や幹にも大きな効果があった。
試験管に約50万個のヒトインフルエンザウイルスとセンダンの葉の粉末を入れて、10分後に生き残っているウイルスを調べた。
センダンは5㎎程度の目に見えないほどの量でしたが、試験管内のウイルスはゼロ。
つまり全滅しました。

等々の効果。

まさに驚くべき効果だ。
センダンエキスの原液をマウスに毎日、0.5mlずつ2週間飲ませたが有害性は認められませんでした。
原液ですらそうですから、50倍、100倍に薄めたものを噴霧しても人体に影響はないはずです。

現在は有効なウイルス対策がないため、一度鳥インフルエンザが発生すると、感染予防のために養鶏場の鶏は殺処分されることになる。

しかし、この”特効薬”さえあれば、現状を一変させることができるはずです。

センダンの他に、ハンノキにも同様な作用があることを確認しているそうです。
これらをヒトおよび鳥インフルエンザウイルス消毒薬として特許申請をし、製薬企業と協力して農水省や厚労省に認可申請をする方針といいます。

根路銘氏の念頭にあるのはパンデミックを防ぐ消毒薬としての活用だが、センダンとハンノキのエキスはすぐにでも噴霧薬にできる。
外出前にのどに噴霧する個人予防薬や感染初期の噴霧治療薬も考えられる。
今回の大発見の成果が、世界中で最大限生かされることとを期待したい。

そうなれば、素晴らしいことです。

田辺功氏は、漢方にも詳しくて、『漢方薬は効くか』(朝日文庫)という本を出している人です。

|

« 高齢者のけが、住宅内63% | トップページ | がん生存率HPで公表、全国19病院(読売新聞) »

インフルエンザ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 鳥インフルエンザの特効薬・週刊現代・10.11:

« 高齢者のけが、住宅内63% | トップページ | がん生存率HPで公表、全国19病院(読売新聞) »