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2008年9月25日 (木)

知らなかったBSEの性格

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

知らなかった、誤解していたBSE

BSEの病原体・異常プリオンタンパク質は、血液を介して全身に広がることはありません。
病位は神経に限定されています。

プリオンは正常なものと異常なものとがあり、異常プリオンが正常プリオンにくっついて、
正常なものを異常に変化させるという形で、異変が進行します。
その進行速度は1日に1㍉だそうです。
体内での病原体の伝染は、腸から神経を通って、脊髄を脳へ向かいます。
脳に達して、脳にある程度の量の病原体がたまると発症し、十分な量がたまって、はじめて検査で検出が可能になります。
牛は発症すると6ヶ月以内に死に至るといいます。

病変は神経以外には生じません。

病原体量が少ない間は、BSEに感染していても検査で見逃されてしまうわけです。
30ヶ月齢以下では、感染していても病原体量が少ないので検出できません。
つまり30ヶ月齢以下を検査しても無意味だということです。
日本は、どんな若い牛でも全頭を検査するという、無駄をしていることになります。

全頭検査していればBSE感染牛は全て判別できるものと解釈していましたが、病原体が少ない間は、検査で検出できないと知りました。
検査の精度は意外に低いのです。
全頭検査を実施しているのは、世界中で日本だけと聞きます。

BSEの毒は、フグの毒とおなじで、危険部位の卵巣、肝臓などを除去すれば、フグが安全に食べられるように、BSEの牛も危険部位の、脳、脊髄、脊柱などを除去すれば安全ということです。

牛を解体するときに、病原体が拡散する危険がないのかと思いますが、病原体は神経だけに存在し、解体で病原体が飛び散って健全な部分が汚染されることはないといいます。

アメリカ産牛肉輸入問題で騒動を起こしているお隣韓国でも、全頭検査をしていないし、その要求もないそうです。

何故日本だけは、無意味で無駄な全頭検査をしているのでしょうか。

つづく

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