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2008年8月16日 (土)

牛乳ってどうなんでしょう(7)

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

蜂蜜は人工栄養児に不可欠(卓抜な整腸力)
育児ミルクが今のように調整されていなかった当時の資料です。(昭和33年の日本蜂蜜新聞)

東京大学と千葉大学の小児科教室で、詫摩武人博士等が乳児に対するハチミツの効果を臨床的にも証明され、乳児栄養としてのハチミツの偉大な効果を発表された事は欧米でも注目され、1954年西ドイツで開かれた世界小児科学会での博士の特別講演は各国の医学者に大きな感銘を与えました。

周知の通り消化不良性中毒症のような思い下痢にかかるのは主として人工栄養児で、赤痢にかかる乳児もまた牛乳栄養児です。

牛乳による乳児の人工栄養には改良の余地はないだろうか。
詫摩博士研究の結果の結論は
牛乳に添加する砂糖はやめてハチミツを利用したらよい。
ということであった。

蜂蜜は蛋白質を含むから窒素の供給源として白糖に勝り、ハチミツの遊離酸は牛乳の消化を促進して体重を増加させ、消化がよいので1日に100~250㌘の大量を与えても下痢を起こさせず、下痢傾向のある栄養失調児に二ヶ月、蜂蜜添加牛乳を与えたところ、発育栄養状態が良好になったとの事です。
乳児栄養実権では、蜂蜜添加牛乳児は、砂糖添加乳児より、次の諸点で優れていました。

一日平均の体重増加、身長、胸囲、皮下脂肪の発育等すべて良好で、皮膚の色調が好転し、下痢が少なく他の病気の感染率が少ない。
赤血球数、血色素量が増加して、腸の中の菌叢を母乳栄養の状態にもどし、ビフィズス菌を優勢に発現させた、

と報告されております。

何故赤痢が治るか

詫摩博士等は、赤痢に対するハチミツの効果を10例の児童を使って実験した。
ハチミツだけを主として20%液として、1日400~1500㍉㍑の大量を与えた結果は、2~4日で便性が一変し、黄褐色葛湯様の粘液便を排出し、糞便の菌叢に多数のビフィズス菌が証明され、PHも低くなった。
これと同時に糞便の膿血液、悪臭は減少又は消滅し、排便回数も著しく減少し、一般状態もまた快方に向かった。
このようにハチミツは赤痢の治療に有効であり、乳児下痢症にも有効な治験をあげたのです。

母乳児が誤って赤痢菌を母乳と一緒に飲んだとしても、発患の危険が殆どないのは、腸内ビフィズス菌の優勢によるものと、幾多貴重の実験データによって教えておられます。

さてハチミツをとることによって腸内のビフィズス菌が優勢になるとということは、一体どういうことなのでしょうか。

仮に赤痢菌が腸内に入ったとしても、赤痢菌が生存し繁殖するために必要な、トリプトファンなどがビフィズス菌のために食べつくされて残っていないから、赤痢菌が児童をおかす程繁殖できないような一つの環境、ビフィズスフローラを構成しているということです。

ボツリヌス菌の胞子が輸入ハチミツに混入している事があるとされて、抵抗力のない乳児にハチミツを与える事は、現在は禁止されてしまいました。
ゼロリスク追求の、過剰管理のような気もします。

つづく

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