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2008年8月11日 (月)

牛乳ってどうなんでしょう(2)

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

今日のテーマは、「『乳糖不耐症』の理由」、島田彰夫先生の説(食べもの通信1993・4)を取り上げます。

乳糖分解酵素は何故離乳後減るのか

哺乳動物は出産後しばらくの間、乳を飲んで育ちます。私たちヒトも哺乳動物の一員です。

乳は他の食品と違って、母親が食べたものが、母親のタイ米で作り替えられ、乳首を通して赤ちゃんに供給されます。これも哺乳動物の共通点です。

もう一つの共通点は、離乳後に乳を飲む動物はいない事です。
ヒトも同じですが、ヨーロッパ人や砂漠地帯など、作物の生育には適していない、寒冷地から乾燥地に住む一部の人々の間に、離乳後も乳を飲む奇妙な習慣が生まれました。

ヒトが食べない草を食べて育つ牛を飼い、牛乳を飲む習慣を持つ人々のなかに、離乳後も乳糖分解酵素、ラクターゼの活性が低下しない人が、突然変異によって生まれたのです。
彼らがその環境で暮らすためには、有利であったために、次第にその数を増やしてゆきました。これが現代ヨーロッパ人になったのです。

私たち日本人を始め、世界の、大多数の人々は、幸いなことに自然の恵みを受けて、他の哺乳動物と同じように、乳を飲まずに暮らしてきました。

ラクターゼ(乳糖分解酵素)は、ラクトース(乳糖)をグルコースとガラクトースに分解する酵素です。
赤ちゃんのときは、全てのヒト、に限らず、全ての哺乳動物は、ラクターゼを分泌します。
離乳すると、哺乳動物、日本人と世界の大多数のヒトは、ラクターゼを分泌しなくなるのです。
北ヨーロッパ人、砂漠の民は、通常成人しても、ラクターゼを分泌します。

つづく

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