大野病院事件無罪判決
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産科医に無罪判決・大野病院事件
asahi.com 2008年8月20日
福島県立大野病院で帝王切開手術を受けた女性(当時29)が死亡した医療事故で、福島地裁(鈴木信行裁判長)は20日、業務上過失致死と医師法違反罪に問われた医師、加藤克彦被告(40)に無罪(求刑禁固1年、罰金10万円)を言い渡した。
事件は、治療における医師の判断、手術法の選択にまで捜査当局が踏み込んだものとして注目されていた。
〈福島県立大野病院事件〉 04年12月17日、帝王切開手術を受けた女性(当時29)が死亡。
外部の専門家による県の医療事故調査委員会が、執刀医の判断の誤りを認める報告書を作成したのをきっかけに、福島県警が06年2月に医師を逮捕した。
医療界は「医療全体の萎縮(いしゅく)を招く」として強く反発していた。
逃げも隠れもしない医師が手錠を掛けられた事件でした。
これ以後、福島では産科医師になる人が激減して、産科が減少し産科医療に支障をきたしていると聞きます。
事故調査委員会報告のマスコミ報道で、訴えもないのに警察が動いた。
癒着胎盤だった患者さん自身が、できるだけ子宮温存を希望されていた。
善意の選択をしても結果で逮捕されるなら、逮捕されない事を優先する治療法を選択せざるを得ません、患者本位の医療ができなくなるでしょう。
妙な困った事件です。
日本の医療は崩壊に向かっているようです。
でも無罪でよかった。
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