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2008年8月25日 (月)

ひやりはっと

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます

一昨日のつづきです。

平成の初年に120床の規模の病院の設立にかかわった事があります。

その時、ここの薬剤部を理想的なものにしようと希望に燃えて、寝食を忘れて(ただし酒はわすれませんでしたが 笑)、数年頑張った同志の薬剤師と呑んだ時の話です。

二人とも設立から1年間、日曜は勿論、正月も出勤し、私用で休んだ日は、僅かに1日か2日というくらい没頭しました。

チーム医療が叫ばれた時代で、ドクターともコメディカル、パラメディカルともコミュニケーションがよくとれて、仕事が楽しかった。
かれは、他のセクションの人間からの人望があつい薬剤部長でした。
だから患者さん本位のよい医療ができていたと私たちは自負しています。

今彼は、別の300床規模の病院の薬局長をしています。

まじめな薬局長の嘆きを聞きました。

最近は医療過誤問題が重要視され、リスク管理のいろいろな手法が取り入れられるようになっています。

ひやりはっとがその一つです。

一つの大きな事故が起こる背景には、何百かのひやりはっとがあります。

この底辺の小さいトラブルを管理して減らしていく事で大きな事故を減らしなくそうという手法です。

このマネージメントは、意味も効果もあって結構なことではあるのですが、大きな弊害があるという事なんです。

現場でまじめに取り組んでいる人だからこそ味わう悩みです。

何だと思いますか。

問題の責任を、どうしても他に転嫁する傾向が生まれそれが段々強くなるということなのです。

昔は、お互いに他のセクションの事をおもんばかる気持ちが溢れていた。
だから協力してよい仕事ができた。

その、相手をおもんばかる気持ちが薄れてきて、セクショナリズムが強くなってきた。

患者にとって本当によい医療環境がつくれるのだろうか不安だ。

とても根幹の重要な課題ではありませんか。

机上で理屈を展開する、管理の立場、行政の人たちには実感しえないのではないでしょうか。

訴訟社会、官僚が管理する社会の問題点に本人たちが気付いてほしいものです。

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