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2008年8月 5日 (火)

立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花(2)

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

テーマは、芍薬(シャクヤク)で、わかりやすい漢方薬(渡辺武著)の解説です。

古人は美しい女性を見て、はなにたとえてうまいことをいったものです。
「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」と。
芍薬も牡丹もキンポウゲ科の中国原産の花、古来、日本に伝来して園芸家たちに珍重され、栽培されてきた花です。
芍薬は、長い茎に大きな花弁の美しい花が重そうに見えます。
牡丹は茎が広がり、大きな幾重ものあでやかな花を咲かせます。
ともに、美しい大輪の花ですが、その姿は諺のように
対象的なのです。

この女性の美しさをたとえた言葉をたとえた言葉を、漢方の世界では、女性が健康な美しさを保つ金言として、こう解釈しているのです。
まず一節の「立てば芍薬」は「腹が立てば芍薬」と考えます。
朝眼がさめると頭が重く、いつもご主人の前で腹を立てている人、つまり俗にいわれるヒステリー症状の女性のことです。
こんな女性は、腹が立てば芍薬を飲みなさいという意味なのです。
人間が腹を立てるのは、腸に水がたまったり、便秘などのために、その重さで内臓が下がってくるからです
そのために痔(じ)やヘルニヤ、それが続くと子宮後屈などの症状が起こりやすくなるのです。

もともと人間の体は悪い状態を正常にもどそうとする作用があります。
お腹の筋肉と、背中の筋肉がつり上がって、何とかして持ち上げようとします。
人間が腹を立てている姿を観察しますと、腹筋と背筋がつり上がっているのです。
早くいえば、腹を立てるということは、内臓を持ち上げようとする生理反応が起こっていることです。
女性のヒステリー症は、腸にたまった水が原因である場合が多いようです。
その水分を体の外へ排泄する薬効を持っているのが実は芍薬なのです。
「立てば芍薬」というのは、腹が立ったら芍薬を飲めば治る、ということを言っているのです。

芍薬は苦平の水剤で、腸管の水滞を排除するのが特徴的作用です。

つづく

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