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2008年8月 6日 (水)

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花(3)

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

テーマは、牡丹(ボタン)で、「わかりやすい漢方薬(渡辺武著)」の解説を紹介します。

「坐れば牡丹」というのは、もともとは美しい花の茎が広がった姿をいったものですが、世間では、坐ったらテコでも動かない女性の事を、尻の重い女性などといいます。
その時の女性の体の状態を説明しますと、生理不順で何ごともおっくうで、呼ばれてもつい立つのが面倒くさくなっているのです。
どかっと尻に根が生えたように座り込んでいる姿は、まさにこわい「山の神」スrタイルです。
体にたまった古血(漢方ではオ血という)が循環しないせいなのです。
こうしたオ血の時には、排出させる効力を持っている牡丹を飲めば、古血が排出されて、すっきりした健康美にかえるのです。
だから「坐れば牡丹」というのは、女性が坐って尻に根が生えたら、牡丹を飲みなさいと言っているわけです。

女性に多い便秘やヒステリー症状、生理不順を、芍薬と牡丹を飲んでとり去れば、たいていの女性が肉体的に健康な魅力ある美しさに立ち返ります。
さらに「歩く姿は百合に花」と形容しているのは形而上の精神的状態を示しているのです。

この芍薬、牡丹が日本に入ってきたのは、今から千三百年前の聖武天皇のころ、唐から遣唐使が持ち帰ったのが始まりです。
それも、花が美しいという観賞園芸用ではありません。
当時は日本の医療も薬剤も全くない時代で、芍薬や牡丹は貴重な草根木皮の薬剤であったのです。
「立てば芍薬」の諺は、わが国の漢方の歴の中で考えてみれば、日本の美女を生んできた金言であり、芍薬や牡丹の伝来は、漢方の始まりだったのです。

丹の薬用部位は根の木芯を除いた根皮です。
これは牡丹皮と呼ばれます。
辛寒の血剤と規定され、古血を排除する、駆オ血剤の代表です。

つづく」

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