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2008年7月14日 (月)

水と健康(2)

ふじみ野市 マサキ薬局の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

読売新聞のシリーズ水と健康の続きです。

「体によい」をうたい文句をする水は多いが、科学的に証明されたものは数少ない。「その一つが硬水。ただし、腎臓が悪い人は逆効果」と語るのは藤田紘一郎先生。

硬水とは、一般にカルシウムやマグネシウムなどミネラル量が、1㍑当たり120㎎以上含まれる水のことをいう。日本の水は軟水が多いのが特徴だ。

海外では硬水を飲む地域の寿命が長い。
その要因として注目されるのがカルシウムだ。
食事や水でカルシウムを摂取する場合、過剰になる心配はないが、不足が長期にわたると骨から過剰にカルシウムが溶け出す。
血管を固くし心筋梗塞を引き起こす事もある。
この流れを食い止めたりカルシウム不足を予防したりするのに硬水が役立つという。

藤田さんは「日本人は伝統的な和食でカルシウムを摂取していたが、西洋風の食生活で、カルシウムが不足している。
その場合、硬水がお勧め。でも腸が過敏だと、下痢も起こるので、体調や食生活を考えて利用して」と話す。

波動やクラスター、マイナスイオンなどの用語を使った様々な水が登場しているが、げんざい、国が認めているのは水を電気分解して作る「アルカリイオン水」のみ。慢性下痢や胃酸過多に有効だが根拠のない効能の宣伝広告が問題になった事がある。

水ビジネスを科学的に検証している法政大教授の左巻健男さんは、「化学的、医学的根拠に欠ける商品が多く注意してほしい」と話す。

        カルシウム不足
            ↓
     副甲状腺ホルモンによるSOS信号
            ↓
  骨や歯のカルシウムが血液中に溶出
      ↓            ↓
  骨がスカスカ      血液中にカルシウム過多
      ↓            ↓
  骨粗しょう症       動脈壁に付着
                    ↓
             動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中

日本は国土が小さく、山から海までの距離が短いので、川の流れが急で、降った雨が短時間で海に入ります。
従って、水が土と接触している時間も短くなり、土に含まれているミネラルが川の水に溶け込む暇がない。
そのため軟水になります。

一方、欧米、中国などの大陸は、川が何千キロもゆっくり流れるので、ミネラルがたっぷり川の水に溶けこみます。
当然硬水になるわけです。

海外の大陸へ出かけると日本人はすぐ下痢をする人が多くなります。
食中毒や消化不良ではなく、硬水による下痢、俗に言う水あたりの事も多いのでしょう。
香辛料の多い食事でも、慣れない日本人は下痢する事がよくあります。
香辛料(辛温の気剤)は大腸の働きを活発にする作用があるからです。
腸に水がチャブチャブたまっている事が多い日本人は、大腸が活発に動くと、たまっている水がどっと流れ出て下痢になるのです。
でもその下痢は出ると気持ちの良い下痢です。

料理がおいしいのは軟水です。軟水だから和食の鍋や煮込む料理はおいしいのです。
硬水は鍋などには向かないので、大陸の中華料理などは油の料理が多くなったのだと聞いています。

つづく

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