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2008年7月10日 (木)

あじさい中毒情報に疑問??

ふじみ野市 マサキ薬局の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

あじさい中毒報道は勇み足の可能性がありはしないでしょうか。

7月1日付で、厚生労働省監視安全課長名で「アジサイの喫食による青酸食中毒について」通達が出ています。
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/kanshi/080701-1.html 

事例は、2件です
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/kanshi/dl/080701-1a.pdf

先月、つくば市と大阪市で、料理に添えられたアジサイの葉を食べた人が、30~40分後に、嘔吐、吐き気、めまい、顔面紅潮などの症状を起こしたというものです。

(注)アジサイ
葉などに青酸配糖体を含み、咀嚼、胃内の消化等により青酸配糖体と酵素が反応し、遊離した青酸(HCN)によって嘔吐、失神、昏睡等の中毒症状を起こす。

とあります。

アジサイの葉に含まれる青酸が原因と断定しているととれるような文章です。

これが本当なら、危険な植物が今さかんに愛でられているわけです。

実際に、これらの事例で青酸が検出されているのでしょうか。検出されたという報道はまだ耳にしませんが。

アジサイの葉に青酸が含まれているという、確たる文献はあるのでしょうか。

アジサイに青酸が含まれているという話しは聞いた事がありません。

似たようなものとして梅のアミグダリンは有名ですが。

根拠に興味がわきます。

甘茶という植物があります。薬用植物で医薬品扱いです。お釈迦様つながりで有名なこの甘茶は、アジサイの一種なのです。甘茶に青酸が含まれているならとっくに判っていたはずです。

そんな事はないとして、安全な医薬品として長年流通してきて問題がなかったたわけです。

患者を診た医師が 「症状が青酸中毒に似ている」 とは言ったのでしょうが、青酸中毒と断定する場合は、検出を確認してから発言するはずです。

その時の主役の料理に問題がないことが確認されているのでしょうか。

アジサイが原因だったとしても青酸以外の成分が犯人だった可能性はどうなのでしょうか。

どう推移するのか、気になるところです。

カイワレダイコン事件を思い出してしまいます。

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