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2008年7月12日 (土)

夏ばて予防

ふじみ野市 マサキ薬局の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

今年の夏も猛暑になりそうです。夏ばて予防の対策をお考え下さい。

高温多湿の日本の夏は、誰もが食欲不振、腹痛、下痢、つかれ、だるさなどの夏ばてのトラブルになやまされます。どうしてなのでしょうか。

夏ばてのメカニズム

人体は体温調節のために体表から汗を出し、その気化熱で体表を冷やし暑さを防いでいます。
夏にたくさんの汗をかくという生理現象は、心臓がオーバーに活動し(同時に神経も張りつめる)皮膚や頭部に血液が集中する状態になっています。
一方、胃腸や下半身には血が少ない状態つまり貧血しているので、暑さが続くとそれに耐えられなくなって、疲労や食欲不振、腹痛、下痢が起こるのです。
夏は水分代謝が激しいので、それだけ水分の補給や冷たいものが欲しくなりますが、水分を摂りすぎたり、塩分の補給が少ないときは、尿や汗で水分を排泄し切れなくて、胃腸に水分が停滞して胃腸を冷やし、機能を低下させ、腹痛や下痢が起こってきます。

夏ばて対策の基本 弱った胃腸のたてなおし方

① 消化吸収の良いアミノ酸(タンパク質)と植物脂肪を選び、必ず適切な香辛料を添えてください。アミノ酸はエネルギー源としてではなく、体を作る材料として重要で必須のものです。香辛料は健胃整腸作用と胃腸を温める作用がある辛温の性質のものが必要です。植物脂肪としてはゴマのほか、椿油えごまがおすすめです。

② 水分代謝が旺盛な時期に水分を補給しすぎると、夏ばての原因になります。水分を補給する時には、天然の塩を添えれば、余分な水を最も合理的、省力的に排泄し、かつ発汗を促進できます。飲用は、利尿作用のある発芽ハトムギ茶がおすすめです。

③ 肝機能を助ける作用のある、酸味の補を心がけてください。玄米黒酢を使った酢のもの料理や、有機酸、ビタミンCを含む酸味のリンゴ、トマト、ウメなどを料理に添えることで、口渇を止め、過剰な水分を摂取しないようにしながら肝機能をたすけられます。

マサキ薬局のホームページの「夏バテで胃腸のトラブルは漢方で」もご覧下さい。

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