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2008年7月16日 (水)

水と健康(3)

ふじみ野市 マサキ薬局の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

読売新聞のシリーズ水と健康の続きです。

日本は加熱、欧州は生で

日本人一人当たりの年間ミネラルウオーター消費量は、1980年代の1㍑未満から増加の一途をたどり、昨年には約20㍑に達した。
銘柄も全国で600以上を数える。

「大自然の中でわき出る新鮮な水」という画一的なイメージを持っている人が多いが、「ミネラルウオーターの成分や処理法は、日本とヨーロッパではかなり違う」と日本ミネラルウオーター協会技術委員長の峯孝則さんは話す。

ミネラルウオーターにくすりに近い効用を期待するヨーロッパでは、一般的に言って、歴史的に安全性が確認された水源から採取し、何も手を加えず生で飲む、カルシウムなどミネラルが豊富な硬水が多く、無害な細菌まで含む含む文字通りのミネラルウオーターだ。

ところが日本でミネラルウオーターと位置づけられるミネラルウオーターは、食品衛生法に基づき、85度30分間の加熱殺菌か、同等以上の効果を持つろ過除菌、殺菌が行われている。

「生水を飲むのは怖いという意識が強い。加熱すると硬水は成分や味が変わるが、日本は軟水が多いので加熱しても影響しないし、軟水の方がお茶や日本料理に合う」と峯さんは説明する。

国内で販売されるミネラルウオーター類は成分、水源などによって4分類(品名)されている。
1か所の地下水源から採取し、ミネラルが多い「ナチュラルミネラルウオーターは、濾過など最小限の処理で成分の変化が少ない。
実は、水道水も容器に詰めれば「ボトルドウオーター」というミネラルウオーター類になる
品名や採水地はラベルに必ず表示されるが、処理方法は義務付けられてはいない。
販売されるミネラルウオーターは18項目の水質検査をパスしているが、「詳細を知りたい場合はメーカーに問い合わせるとよい」と峰さんは話している。

農林水産省が定めたミネラルウオーター類の分類

ナチュラルミネラルウオーター:1か所の水源の地下水でミネラルが多い

ナチュラルウオーター:1か所の水源の地下水だが、近くの川の水とミネラル量に差がない。

ミネラルウオーター:複数の水源の地下水を混ぜたり、ミネラルを微調整したもの。

ボトルドウオーター:地下水以外の水や、地下水でも本来の成分を大きく変化させたもの。

漢方の古典には、くすりを煎じる時使う水を前処理する事を規定している場合があります。
甘燗水(カンランスイ)、漿水(ショウスイ)、潦水(ロウスイ)、麻沸湯(マフツトウ)などの名がついています。

漢方医語辞典によると、

甘燗水:充分に撹拌した練り水のこと。

漿水  :清漿水、漉過して糟粕(カス)を去りたる水。

潦水  :タマリ水・無根水、時珍曰く、甕(カメ)水の未だ放たざるものをいう。又吊桶の下滴なりと。

麻沸湯:よく沸騰せる湯。湯の沸時に泛沫の麻子のごときをいう。

硬水を撹拌すると、ミネラルが析出して少し軟水化するということでしょうか。

軟水を使う方が煎じたとき成分の溶出がよくなるはずです。

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