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2008年6月15日 (日)

スクアレンの学術講演会に行ってきました

ふじみ野市 マサキ薬局の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

今日は午後からスクアレンの講演を聴いて、その後懇親会で食事をして今帰ってきました。

DNAチェックポイントの制御という新しいがん治療の療法が研究されている事を知りました。

人間は誰でも1日100個~100万個のDNAの損傷が起こっています。原因は紫外線、放射線、化学物質、食生活、ストレスなどです。これを放置しておくとあっという間に生命の危機は訪れるわけです。その対策として、人体には、DNAの損傷を監視する関所があり、そこで見つけてすぐ修復するシステムが備わっていて防御されています。この関所の事をDNAチェックポイントと呼ぶのだそうです。

一方なんと、人体には無用で有害な憎きガン細胞にもこのDNAチェックポイントが存在するというのです。抗がん剤で癌を壊しても、という事はガン細胞のDNAが損傷しても、癌組織中のDNAチェックポイントがそれをキャッチして修復が始まるというのです。しかもガン細胞はその修復能力がずば抜けて優れていて、ダメージを受けても簡単には死なないといいます。この事が、放射線や抗がん剤が効きにくい大きな原因になっているというからやっかいなことです。

これを克服するには、ダメージ修復の基本であるDNAチェックポイントを制御してやればよいという事になります。この考え方に基づいて、スクアレンのこの点での作用が研究されました。

ガン細胞は、紫外線や放射線である程度死にますが、それにスクアレンを添加するとさらに死亡率が高まることが確かめられました。これをスクアレンの増感作用といいます。

さらに研究は、この増感作用がDNAチェックポイントにどのように働いて起こるのかに進みました。そして、スクアレンの添加で、ATM(プロテインキナーゼの一種)というチェックポイント制御の主要因子の働きが抑えられることを突き止めたのです。

このことから、スクアレンはガン治療の効率化に寄与し、QOLの向上に役立つことが大いに期待されるという事でした。

この研究をしたのは、新潟薬科大学学長の池川信夫先生と応用生命科学部バイオリサーチセンター助教の西田浩志先生らです。池川信夫先生は、スクアレンにほれ込んで30年にわたって研究を続けてきた方でした。

この研究は2007年12月に開催された、第80回日本生化学会大会で発表され、始まったばかりの新しい分野である事から多くの研究者の注目を集めたという事です。

この研究に協力したのは、日誠マリンというスクアレンのメーカーで、サメミロンという製品名で評価の高いサプリメントとして知られています。

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