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2008年6月12日 (木)

カツオの椿油紫蘇ポン(3)

ふじみ野市 マサキ薬局の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

カツオの椿油紫蘇ポンに使う椿油のおはなしです。

脂肪は三大栄養素の一つで、細胞膜の成分になったり、カロリーの高いエネルギー源になったりする重要な役目を持っています。

3個の脂肪酸とグリセリンが結合したものが脂肪です(中性脂肪=トリグリセリド)。

脂肪酸は大別して、常温で固体の飽和脂肪酸と液体の不飽和脂肪酸に分けられます。体に良いとされる不飽和脂肪酸は、魚や植物の脂肪に多く含まれています。魚食中心のエスキモーに動脈硬化や脳梗塞が極端に少ない事から注目されました。

不飽和脂肪酸には悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす効果が認められています。

不飽和脂肪酸の一種に、n-9系一価不飽和脂肪酸に分類されるオレイン酸があります。オレイン酸はオリーブにたくさん含まれていることがよく知られています。

オレイン酸は、人の皮脂に最も多く含まれている成分です。そのためオレイン酸の多いオリーブオイルがベビーオイルやスキンケア製品に配合されるのです。

オレイン酸はあらゆる脂肪酸の中で最も酸化されにくい油です。

脂肪摂取の多い食生活をする地中海地方の人に心筋梗塞が少ないのは、特産のオリーブ油をジャンジャン使うからだとして、オレイン酸に俄然注目が集まりました。

オリーブ油に含まれるオレイン酸は75%ですが、椿油にはなんと85~93%も含まれています。つまり、椿油はオリーブオイルより10%くらいオレイン酸リッチなのです。

椿は日本が原産国で、椿油は古代より灯用、髪・肌の外用に、さらに食用にも賞用されてきました。身土不二(育った土地からとれるものが一番体にあう)の考え方から言うと、日本人には椿油が体質的合うと言う事ができると思います。

椿油の「食」への利用

揚げ物をはじめ、炒めもの、ドレッシングなど他の植物油と同様に使用できます。生活習慣病予防で注目されたオリーブオイルよりもオレイン酸の含有量は多く、揚げ物はカラッと上がる事から一流の天婦羅店でも使用されています。

実際に「カツオの紫蘇ポン」で、オリーブオイルと椿油を使い比べてみました。椿油のほうが、ポン酢とのなじみがよく、おいしさが勝っています。

椿油の「化粧品」としての利用

オレイン酸は保湿力が高く、蒸発しにくいサラサラとした脂肪酸です。ご存知艶やかな髪のための利用方法のほか、クレンジング、UVケアなどスキンケアに利用します。抗酸化作用があるため、シミ、シワを防ぎ、紫外線から肌を守ります。椿油でマッサージを定期的に行うと、リフトアップの効果もあるそうです。

ヘアケアでの利用は椿油は有名です。頭皮の新陳代謝を高め、フケ・カユミを防ぎ、抜け毛や白髪の予防、またヘアカラーでいたんだ髪に潤いをもたらす効果が高いといわれています。

昔は椿油は注射薬の油性基剤として使われていた事もあります。人の脂と同じ様な成分と言う事が活用されていたわけです。

こんなに有用な椿油が、オリーブオイルのようには普及しないのが不思議です。専門家に理由を聞いてみました。理由は、油を搾る原料の椿の実を集めるのが難しい事がネックだそうです。

ご興味のある方、商品に関してはお問合せ下さい。

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