6月が食育月間ってご存知でしたか
ふじみ野市 マサキ薬局の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。
2005年には食育基本法が公布、2006年には食育推進基本計画(内閣府食育推進会議)が策定され、毎年6月を「食育月間」毎月19日を「食育の日」と定め食育推進運動の展開を求めています。
食育基本法の中では、「食育」を次のように位置づけています。(内閣府食育基本法パンフレット)
①生きるうえでの基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの。
②様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力」を習得し、健全な食生活を実践する事ができる人間を育てること。
日本薬剤師会雑誌18年7月号では
食育とは「食に関する知識」と「食を選択する力」を習得し、「健全な食生活を実践できる人間を育てる」ことであり、知育、徳育、体育の基礎となるべきものである。「食」の概念は幅広いものであり、食品のみならず、医薬品以外の摂取するものやその原料、食料の生産から消費までのプロセス、更には食事という行為までも含んでいると思われる。とあります。
食育情報発信基地「NPO法人こどもの森」によると、
この50年ほどの間に子どもたちを取り巻く地球環境は大きく変化し、お金さえあればいつでもどこでも好きな食べ物を買って食べることが出来るようになりました。しかし好きなものばかり食べていたのでは、自分の体を守ることは出来ません。食育とは、望ましい食生活がおくれる能力(元気な子への5つの能力)を幼児期に身につけさせようとするものです。
●食べ物を選択する能力
●料理する能力
●味が分かる能力
●食べ物の育ちを感じる能力
●元気な身体の分かる能力
これら5つの能力は幼い時からの毎日の繰り返しによって身についていくものです。そして体も心も元気一杯の子が育つよい環境に変えていくことは大人たちがしなければならないことです。
とあります。
教育ルネサンス・食育推進プロジェクトを展開している読売新聞には次の様に記してあります。
『子どもたちの健やかな成長のために、「知育」「徳育」「体育」とならんで正しい食の教育も必要な時代となりました』
『私たちは子どもの健やかな成長のために「正しい食の教育(食育)が重要課題である」と考えております。食生活の乱れが、心と身体を蝕み、学習意欲の低下、キレる子ども、学級崩壊など深刻な問題を引き起こしている原因であるとみられています。朝食を摂らない子、カルシウム不足、そして肥満による子どもの生活習慣病が多発し、今や社会問題になっています。』
「食育・食生活指針の指導センター」 によると
食育[参考]
「食育」という言葉は、明治31年(1898年)石塚左玄が「通俗食物養生法」というほんの中で「今日、学童を持つ人は、体育も智育も才育もすべて食育にあると認識すべき。」と、明治36年(1903年)には報知新聞編集長であった村井弦斎が、連載していた人気小説「食道楽」の中だ「小児には徳育よりも、智育よりも、体育よりも、食育がさき。体育、徳育の根元も食育にある。」と記述しています。最近、「食育」という言葉が改めて広く聞かれるようになりましたが、そのルーツは大変古い物です。
とあります。
「食育」のルーツを探ってみたいと思います。
つづく
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